『本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」』ラノベ感想
ようやく本作りが本格に開始される
「本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第一部「兵士の娘II」」
の感想です。
1巻の感想はこちら。
内容紹介
本好きのための、本好きに捧ぐ、ビブリア・ファンタジー!「小説家になろう」で大人気長編がついに書籍化!書き下ろし短編を2本収録!【あらすじ】見知らぬ世界で、貧しい家の幼い少女マインに生まれ変わってから一年。彼女は本が大好きにも関わらず、手に入れるどころか、読書さえ難しい中、本作りに追われる毎日だった。何とか文字を書き残すべく奮闘するも失敗続きで前途は多難。おまけに「身食い」に侵されて寝込んでばかり。持ち前の頑張りで、お金を稼ぎつつ、近所に暮らす少年・ルッツの助けもあって、ようやく本格的な「紙作り」が始まるが……さて、一体どうなるやら?
感想
本格的に和紙作りへと着手します。
が、道具の問題や材料に問題などが山積み(^_^;)
しかし、紙作りに適した木が繊維が長くて強いものなんてよく知ってますよね。。。
私も小学生の時に夏休みの自由研究で作った記憶はありますが、牛乳パックを使ったやつですよ。
それすら作り方なんてもう覚えてません(笑)
何はともあれ、道具がなくては話しにならん、と言うことで道具(釘)調達のため、オットー宅へ。
オットーの妻であるコリンナに簡易ちゃんリンシャンと使い方を教えに行きます。
上の階に行くほど高くなる現代と違い、井戸が違い低層階の方が値段が高くなるのは世界観が出ています。
ちなみにオットーの妻のコリンナはベンノの妹です。
マインから見ても可愛らしい育ちの良いお嬢様、オットーが全財産を投げ売るのも仕方ないのか(笑)
そこからベンノからの呼び出しをくらい、お小言を頂きます。
何はともあれ、ベンノから道具や原料を調達してもらえることに。
この世界、契約魔術なんてファンタジーなものがあるそうです。
まあ、身食いは魔力が原因なんですから、そりゃ魔術だってありますよね。
契約魔術は契約違反をしないための魔術みたいです。
うまく契約を交わしたマイン。しかし、ルッツは、大人と対等に話をするマインを見て本当にマインなのかと疑いを持ちます。
まあ、疑いもありますが、自分必要ないんじゃないかと不安に思ってしまった部分もありますね。
だが、マインにはルッツが必要です。なぜならマインが超虚弱だから(笑)
そんなルッツはマイン係に就任するのでした。
無事に材料と道具の発注が完了です。
ようやく紙作りの開始です。
しかし、商人見習いになるためとはいえ、ルッツめっちゃ働き者ですね〜。
6歳でここまでできるとはすごいです。自分が6歳のときとかイタズラばかりのクソガキでしかなかったですけど(笑)
しかし、ルッツは紙作り工程を知りすぎているマインに疑いが確信へ。マインの正体を問いただします。
マインも正直に話すことに。
いろいろ思いぶつけましたが、結果としては、俺のマインはお前で良いということに。
ルッツ、なんて男前なんだ(笑)
そして念願の紙完成です。
ベノンに報告し、念願の見習いになれることに。
商業ギルドへ仮登録しに行きます。
そこでギルド長と会いますが、一悶着の末、孫娘への髪飾りを作ることに。
そしてこのギルド長、マインに目をつけます。勧誘ぐいぐい来ますね(笑)
とりあえず、どんな髪飾りが似合うかを決めるため、ギルド長の孫娘フリーダと会うことに。
過去、身食いの経験者です。身食いを治すにはすごいお金が必要とのことを知ります。
しかし、フリーダ、さすがはあのギルド長の孫、残念な子です(笑)
そしてフリーダからも勧誘が(笑)
そんなフリーダに会った後だからか、トゥーリはマジ天使ですね(笑)
フリーダの髪飾り作成。もはやマインよりも母姉の方が上手くなってます。
そして早くも完成。納品するため、フリーダの元へ。
フリーダもまだ洗礼式前だから7歳前なんですよね。
挿絵を見て、あ、そういえば幼女なんだっけって思いました(笑)
©香月美夜/椎名優
そして、髪飾りは量産へ。家族の力を借りますが、現金の力おそるべし(笑)
あっという間に出来上がっていきます。
髪飾りに、新しい商品の構想など色々順調と思いきや、身食いが襲って倒れてしまうマイン。
と言ったかなり良いところで終わりました。。。
続きが気になります。
本編以外におまけとして短編が2つ。
オットーの妻であるコリンナとマインの母であるエーファ、どちらも既婚者視点でのお話し。
どちらの夫もまあ情熱的です(笑)
エーファの短編はウェブでもないとのことなので、ウェブで読んでいる人にも嬉しいおまけかと思います。