『ロクでなし魔術講師と禁忌教典 5巻』ラノベ感想(ネタバレあり)
5巻目です。ようやくシスティがメインです(笑)ネタヒロインの汚名を挽回です。
しかし、ちょうどアニメの3話を見ましたが、オープニングを見る限り、この巻までやるんですかね。。。いや、たしかにシスティを活躍させるには、ここまでやらないといけないですが、もし1クールならかなり端折らないといけないような。。。
以下、感想というか、備忘録です。ネタバレ全開なので、ご注意下さい。
目次
序章 人生の、墓場に踏み込む、ロクでなし
場は結婚式。システィとレオスの結婚式に異議を申し立てるところから始まります。
逆玉に乗るチャンスを逃せるかとゲスな高笑いをするグレン(笑)
レオスから花嫁を奪い去っていきます(笑)
どうしてこうなったと、話は10日前に。。。
第1章 白猫娘の婚約者
リィエルに力を貸してくれと頭を下げるグレン。
それ、本当の意味での錬「金」術(笑)そこにシスティの一撃が(笑)
それでも金を持って逃げ出すグレン。
その先で馬車に激突しそうになったところ、馬車から出てきたのは、システィの婚約者であるレオス=クライトス。
以前の戦争で没落しそうになったクライトス家は魔術学院を設立し、建て直しを行った一族。アルザーノ帝国魔術学院に次ぐ魔術学院に成長しました。レオスはその御曹司サマです。
そんなレオスが臨時の講師としてきたことは、最近の事件を考えると、セリカは嫌な予感を感じます。
レオス、期待の新人講師としてグレンのことを知っていたみたいです。
グレン、相手がクライトス家と知って急に敬語に(笑)
レオスがシスティの婚約者だと言うことに、サムズアップして玉の輿だなと言うグレン(笑)それに怒りのゲイル・ブロウ(笑)
軍用魔術の講義を行うレオス。生徒の評判も良いです。グレンもその内容に賞賛します。しかしどうにも気に食わないグレン。内容は戦闘能力・技術を高めるものであり、この内容を教えるにはまだ早いのではないかと。
レオス、システィと二人で話をしたいと言うことで、庭園へ。レオス、求婚します。
ルミア、嫌な予感がすると言うことで、二人の話を盗み聞きにグレンにも付いてきてもらいます。
システィ、結婚の申し出を断ります。祖父の夢を実現させるため、誰とも結婚する気はないと。しかも、魔導考古学には価値がないと言うレオス、価値観が合いません。
しかし、レオスは天才であったシスティの祖父に勝てるのかと。人生を無駄にしてほしくないと言います。それは心の底ではわかっていたこと。涙が溜まります。
そこにグレン介入、祖父は後悔していたのかと問います。そんなことはないと言うシスティに、ならそれが答えだと言うグレン。
これは家の問題であり、グレンは関係ないと正論を言うレオス。
しかし、システィ、グレンは将来を誓った恋人だと言います(笑)さっき何も関係ないって言ってたのに(笑)
そして空気を読んだグレン、レオスにぷぎゃあーします(笑)
諦めろと言いますが、それできないと言うレオス。
グレン、決闘を申し込みます。やっちゃったぜ☆じゃない(笑)
グレン、これで勝てば逆玉であることに気づきました(笑)
第二章 決闘、魔導戦術演習
レオス、何者かと話しています。この決闘を仕組んだのはこの男みたいです。何やらグレンが白猫と呼ぶことにも訳がありそうです。
決闘の話題で持ちきりの学院内。
決闘方式は、魔導戦術演習。クラスでの対抗戦、指導者としての手腕を争います。
当然巻き込まれた生徒たちは非難轟々です(笑)
グレン、アルベルトと密会。そこで出てきた名前は元同僚で亡くなったセラ=シルヴァース。システィに面影が似ているとのこと。。。
アルベルトはグレンに、天使の塵(エンジェル・ダスト)と呼ばれる魔薬(ドラッグ)がフェジテに持ち込まれたことを話します。
最悪のドラッグであるエンジェル・ダストは1年前に全て抹消された筈だと言うグレン。
グレン、その調査に参加したかったですが、断られます。。。
昔、才能がないのはわかっていたが、それでも頑張れば正義の魔法使いになれると信じていました。しかし、魔術は人殺しの道具だと言うことを知り、絶望します。それでも皆を守れるならと思っていました。でも、全ての人を救うことはできません。それに気づいてからは魔術に嫌気がさし、心身ともにすり減らして行きました。それでも正義の魔法使いを目指して戦っていました。
その夢を素敵だと言ってくれたのがセラでした。しかしガキであったグレンはセラを白犬と言い、素直じゃない物言いをしてました。
しかし、本当は彼女を好きだったグレン、皆を守れる正義の魔法使いになれなくても、セラを守れる魔法使いでいいじゃないかと思い始めてました。
しかし、そんな願いも叶わず、セラはグレンをかばって亡くなります。。。
セラが亡くなったのは、1年前に起こったエンジェル・ダストが引き起こした事件です。
システィとセラが似ていることは薄々気づいていました。。。
魔導戦術演習、開始です。
意外と男子生徒はやる気です。イケメンは敵(笑)
でも逆玉を狙っているグレンも死ねと(笑)
魔導兵の超基本編成である、スリーマンセル・ワンユニットではなく、支援を欠いたエレメント・ワンユニットの編成。高度な連携が必要であるスリーマンセルをやめての戦法です。
そしてたった一人で丘を守っていたのはチートキャラのリィエル(笑)攻撃が当たりません(笑)
丘の制圧は無理だと判断し、レオスは撤退を指示します。
そして戦いは森の中へ。
グレン、最前線で囮になる指揮官(笑)
そしてトラップまで仕掛けています(笑)
そこまでして勝ちに行きたいのかと、生徒たちは逆玉狙いを本気で疑い始めます(笑)
が、自力は向こうのクラスが上だったので戦いは互角となり、引き分けに。
第三章 ロクでなしの本心と、迫る悪意
引き分けに納得のいかないレオス、今度はレオスから決闘を申し込みます。
システィがとうとう我慢できずに割って入ります。
しかし、グレンはそれを無視し、レオスの決闘を受けます。今度はタイマンで決着をつけるように言います。グレンの頰を打つシスティ。。。
怪しい御者と再び話しているレオス。ただ操り人形のように噛み合ってない会話。。。
逆玉を連呼するグレンの態度に、胸が痛くなるシスティ。
ルミアに言われ、グレンの真意を聞くことに。
システィには悪いことをしたなと呟くグレン。それをシスティに聞かれてました。
セラに似ているシスティの夢を守ることで、セラへの贖罪にしようとしていたのかもしれないと言うグレン。
本音を語り、ようやく本来の二人に戻ろうとしたところに、レオスが登場。
美談にしているが、グレンがやってきたこと、血に染めた手で生徒に何を教えるのかと言います、
挑発を繰りかえすレオスに、逆上、愚者を使って殴りかかります。
が、それをかわされ、逆にやられてしまいます。
錬金術の奥義である人工精霊タルバ、神や悪魔の創造を一人でやってしまう荒技です。
敗北だと打ちひしがれるグレン。
しかし、明日の決闘で繰り返し本気を出せと言うレオス。
グレンはその場から無言で立ち去ります。
それを追おうとしたシスティはレオスに止められます。
もう昔のレオスではありません。。。
さらにルミアの素性をバラすと脅迫を行い、求婚を迫ります。
要求を飲むシスティ。すでに式は用意されており、週末に行うと。。、
急な結婚に生徒たちにも戸惑いが。
ルミア、システィから結婚の話を聞き、当然納得できません。
何か弱みを握られていることを察し、真夜中にグレンの元へ。
システィを助けてと言うルミアに、一言「任せろ」と。
しかし、グレンが姿を表すことはなく、式当日に。
花嫁姿のシスティに、複雑ながらも似合っていると言うルミア。
契約の儀は進み、そこに異議ありとグレンの登場。冒頭につながります。
グレンはここ数日の間、レオスの素性を探っていました。システィを脅していたことはすぐにわかり敵と認識することに。
しかし、仲間がいません。
自分一人で戦わなくてはならないと言うことで、本気でやり合うことを決めます。
第四章 死闘、相容れない愚者と正義
アルベルト、クリフトフ、バーナードの三人で、馬車に近づき、中を見ると、エンジェル・ダスト切れの禁断症状で亡くなっな無惨な死体が。
そこを中毒者たちに襲われるアルベルトたち。
システィを攫ったグレン。システィにレオスの目的を聞きます。
レオスが別人のようになったと言うシスティ。真相に思い当たりがありますが、馬鹿げていると頭を振ります。
そこにエンジェル・ダストの中毒者たちが、グレンたちを襲います。
逃げながら、セラを守れなかった一年前のことを思い出してしまうグレン。
そしてシスティも戦うグレンを見て恐怖し、戦意喪失してしまいます。
さらにグレンがシスティを守る際に相手を殺してしまったことに対し、自分とは違う世界に行ってしまったと感じます。。。
広場に誘い込まれるグレンたち。グレンが手を差し伸べるとシスティは触らないでと拒絶。。。
怖がられていることに気づき、小さく弱々しくなったグレンを見て、悔恨の念が。。。
そこに現れたのはレオス、の姿をしていた元同僚で、前回のエンジェル・ダストの犯人であるジャティス=ロウファン。今までのことは全部この男が仕組んだことでした。
一年前のことは正義のためにやったと。この国は魔国、滅ぼさなければならないと言います。
その時に、自分の正義に愚者の正義が破れるものなのかと。どちらの正義が上なのか決める為に、今回の事件を仕組んだと言うジャティス。狂ってます。。。
この世の全ての理を支配する力、アカシックレコード、そんな危険なものは自分が押さえなければならないと。
しかし、今の自分にその資格があるのかと。だからグレンを倒して揺るぎない正義を証明するのだと言います。。。狂人です。。。
グレン、システィに謝り、去れと言います。
脱兎の如く逃げ出したシスティ。
二人の戦いが始まります。
100戦して99負ける戦いでも最初の1回を引き当てる。そんなグレンの戦いを最大に賞賛するジャティス。グレンの正義は得体の知れない大いなる意志に守られている。選ばれた男だと。
戦いは過熱していきます。
逃げ出したシスティ。自分に何ができたのかと頭を抱えてうずくまります。。。
そこでグレンの言葉を思い出します。
戦えるのは怖いから。自分の大事なものを失ってしまう恐怖を思い出せと。
グレンがいなくなることを考え、それに恐怖します。震えは止まりました。
グレン、ジャティスに追い詰められチェックメイトの状態です。
しかし、そこにシスティ。グレンを連れ戻しに来たといいます。
グレン・システィのエレメント・ワンユニットです。
元々素質のあったシスティは開花。
風を操るシスティの援護により、ジャティスを吹き飛ばします。
終章 かつて、彼が見た物
まだ余裕のあるジャティスに対し、システィはマナ欠乏症。
しかし、今回は負け認め、いつかまた会おうと撤退していきます。
戦いが終わり、限界となって眠りにつくシスティ。。。
アルベルトVSジャティス。
なぜ一年前にあんな事件を起こしたのかと問うアルベルト。
君は、この国に隠された真実を、王族の血に隠された秘密を、天空の城が浮かんでいるのかを知らないと言います。そしてアカシック・レコードを追えと。
そして撤退するジャティス。
グレン、今でも場違いではあるんだろうけど、これからもよろしくとシスティに言うのでした。めでたしめでたし。
あとがき
ネタヒロイン(笑)
他の人も私と同じ考えだったようで安心です(笑)
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