『転生したらスライムだった件 13巻』ラノベ感想(ネタバレあり)
転スラ13巻です。帝国と開戦です。あらすじ通り、テンペストの虐殺撃が始まります(笑)
帝国ってほんとうにすごいのか?というくらいの圧倒です(笑)
以下、感想というか、備忘録です。ネタバレ全開なので、ご注意下さい。
序章 二つの疑惑
二つのことで頭を悩ますガドラ。一つは誰が自分を暗殺しようとしたのか?もう一つはルドラ陛下のこと。ここに皇帝がいるはずないと。
自分を刺した者が予想通りなら、ユウキが危ないと。リムルへの報告もすることを前提にユウキへ忠告をしておきます。
ユウキがガドラから受けた報告は、マサユキが皇帝ルドラと瓜二つだったという内容です。
が、その話は置いておき、まずは自分たちを監視している者たちのことだと言うユウキ。
ガドラの話が本当なら危機的状況にあると。
裏切り者がいると。。。
第一章 動揺と覚悟
開戦から1ヶ月。ようやく帝国が布陣を開始しました。
配置はこちらからは丸わかりです。が、油断のならない相手だと。
それでも迷宮で分断させれば大丈夫だろうと。
一方、ドワーフ王国との共闘での役割分断の最終確認を行うため、ガゼルへ連絡器を使って連絡を取ります。
ガゼル、開戦の決定後、ドワルゴンはテンペストの同盟国として参戦を表明すると。戦時中の指揮系統での混乱を避けるために、ドワルゴンは守勢に徹すると言います。
そしてリムルに気をつけろと。戦車は未知数の戦力だと。
ラファエルによると魔法を使った魔砲弾は、現代の戦車よりも高威力です。。。
ガゼルとの通信を切り、準備は整います。
正式に戦争を開始しようと。
その前に降伏勧告を一応しようということで、テスタロッサに連絡を取ります。ちなみに、この連絡がゴブタを救いました(笑)
リムルはテスタロッサ降伏勧告の役目を授けます。受け入れられない場合、敵を殲滅するというテスタロッサです(笑)
テスタロッサは交渉へ向かいます。
テスタロッサの態度にコケにされたと思った帝国軍は、テスタロッサに向けて狙撃します。
もちろんそんな攻撃は意味をなしません。
ともあれ開戦です。
首都は迷宮に隔離。各部隊も動き出します。
まずはガビルとゴブタが快進撃。
が、帝国軍もやり返します。逆に窮地に陥ったゴブタたちは撤退。絶望的な状況にもかかわらず、いつもの調子のゴブタたちです(*´∀`*)
一方、ガビルたちも本格的に飛空船団との戦いに突入です。
戦車砲の衝撃でゴブタの配下たちは吹き飛ばされ、大規模魔法にてガビルの配下たちは墜落していきます。。。
見通しの甘さに腹立ちと焦りが出るリムル。
しかし想定内というベニマル。
が、自分がやはり戦場へ行くべきかというリムルですが、止められます。
別の時間軸でリムルを殺した人物がいる以上、戦場に出すのはあり得ないと。。。
皆、犠牲が出ることは覚悟してました。リムル以外は。。。皆、自分を守るために戦っていると。。。
そしてリムルも覚悟を決めます。皆に自分の言葉を伝えます。全力で敵を叩き潰せと!
その命令により、制御されていた力の解放。戦局が大きく変わります。
第二章 蹂躙の始まり
魔物たちはリムルの言葉を魂で受け止めました。そして縛りもなくなります。恐れるものは何もないと。
ベニマルから受けた負けたフリ作戦は辞め、ゴブタも本気を出します。ランガと同一化し、黒い雷撃が帝国軍を襲います。
破滅の竜巻嵐が戦場の一角を崩壊させます。
一方、ガビルたちは負けたフリ作戦を続けると。本格的な演技に入ると言います。
奥の手を出せば飛空船の防御も突破できるかもしれないが、作戦の継続ができなくなると。
今は我慢の時と。そして耐性獲得のチャンスと考えます。(リムルを心配させてあとで怒られますが(笑))
竜化戦士となり、帝国を襲います。
大空の覇者が誰か?その決着がつきます。
一方、ハクロウが率いるグリーンナンバーズは、帝国の戦車部隊の後方に。ドワーフ王国から回り込んでました。
任務は敵の補給を断つことです。
ゴブタの勇姿を見て、やる気になる団員たち。ハクロウの指示で突撃です。
そしてガビルたちの攻撃に慌てる帝国軍。
しかしまだ策はあると。味方の船を巻き込み、マジックキャンセラーを照射します。
飛空船とともに龍人族も落ちていきます。
ガビルはなんとか空に留まりますが、動きは止まります。
全てのマジックキャンセラーを集中させても、動きを止めることで精一杯なことに驚く帝国軍。ガビルをヴェルドラだと勘違いします(笑)ガビルは偽名だと都合の良い解釈です(笑)
最大出力まであと一時間。ヴェルドラの命もあと一時間だと(笑)
戦勝気分でワインを用意しようとすると、そこにはウルティマが。知っていることを全て話させようと、にこやかに話しかけるウルティマです(笑)
帝国軍はウルティマの力をみて恐慌状態に陥ります。
飛空船は跡形もなく破壊。ウルティマは情報を得られてご満悦です。
一方、ガビルはマジックキャンセラーを受けながら、新たな感覚を得たと。タダでは転ばないガビルです(笑)
帝国軍のガスター中将は蒼褪めます。そして遅すぎる撤退を開始。しかしそこにはテスタロッサです。
勝ち目がないので取引を持ちかけます。命乞いで時間を稼げば、近藤達也の下で活躍するする諜報員に助けてもらえると。
そしてやってきた諜報員たち3人。彼らはロイヤルナイトです。しかも序列十一位のデイビス。三十番以内のものは人外だと。紅に染まる湖畔事変でブランを封じたのもデイビスのチームです。
テスタロッサ、懐かしいと。あの時に食事の邪魔されたことを覚えていると。
負けるはずないと思っているデイビス。テスタロッサを鎖で封じます。
が、それをものともしないテスタロッサ。撤退しようとしていたガスターをあっさり仕留めます。
そしてデイビスたちにブランと呼ぶのをやめてと。
受肉した上に名前まであることに戦慄するデイビスたち。。。
転移で撤退としようとしますが、マジックキャンセラーを魔法で行い、転移を阻害するテスタロッサです。
デーモンロードになっていたテスタロッサ、事の重大さをようやく理解したデイビスたちです。。。
そこにウルティマも。。。
リムルに怒られる前に事を済ませようとするテスタロッサ。
デイビスは恐怖で真っ黒に塗りつぶされます。
テスタロッサ、魂をも破壊する究極の禁断魔法でデイビスを屠ります。
この戦場での戦いは勝利です。
が、このことを知らないカリギュリオが首都リムルへと向かっています。
幕間 ガゼルの憂鬱
映し出された大画面をみて唖然とするガゼル。
帝国の兵器もそうですが、問題は悪魔の娘たちです(笑)
相手は原初だと(笑)
もしリムルと敵対した場合のことを考えると頭が痛いガゼルです(笑)
第三章 迷宮攻防戦
全力を出せと言ったのは自分ですが、蹂躙劇にポカーンとするリムルです(笑)
今更命令の撤回も出来ないので達観します(笑)
ドワーフ王国方面の戦いは大勝利です。文字通り全滅(笑)
テスタロッサたちのことを隠すことはできなくなり、リムルはベニマルに原初についてゲロリます(笑)
ベニマル、リムルの認めたものなら仲間として受け入れると。
そしてやり過ぎてしまったことへの反省会です。
24万の大虐殺で魂を得ます。
自分の進化は限界でも、配下を進化させることができると。一人に10万の魂が必要です。
ただ危険な感じがしたのと、誰を選べばいいかで迷うので、一旦保留です。まだ戦争も終わっていません。
そして帝国本隊が迷宮に入ってくれるのを待ちます。
本隊が迷宮に入りました。
70万の大軍を率いるカリギュリオは敗北など考えてもいません(笑)
かくして迷宮攻略が始まり、そしてそれは地獄の始まりでした(笑)
そして迷宮にある秘密の会議室では、迷宮十傑たちが集められています。いつもはだれが最強かで揉めていますが、今回は静かと。
敵をどのように撃滅するかを目的に集められました。そして全員に機会が与えられます。
敵をうまく散らして受け入れると。皆の競争心が焚きつけられます(笑)
一方、ベレッタは十傑をガドラに押し付けます(笑)が、やる気満々のガドラです(笑)
活躍したものは十傑の筆頭になると。
リムルも見ているということで、ゼキオンもやる気に。その力は条件次第でヴェルドラとも互角になると。
そして帝国軍は、迷宮の真の姿、恐怖を見ることになります(笑)
帝国軍が迷宮に入り丸一日が経ちます。35万の兵が中に。
が、中との連絡は途切れます。
三日で53万の兵が入りますが。。。数日で生存者はゼロになりました。。。
第四章 完全なる勝利
迷宮攻略から七日が経ち、まだ戻らない兵たちに憤りを感じるカリギュリオ。
精鋭100人を送り出すことにします。撤退するのが正解ですが、それに気づかずに。。。
精鋭の中にはルキウスとレイモンドという異世界人もいます。
ラミリスから連絡があり、十傑から要望があると。一つはガドラからの提案で彼らを仲間にしたいと。
もう一つはクマラから敵の中に復讐の相手がいると。
ラミリスに許可を出すリムルです。
ルキウスとレイモンドの二人はほかとは分断され、迷宮を進むことに。
先には恩師のガドラと友人のシンジ達です。説得はあっさり出来ました。
100人の相手はアダルマンたちです。
100のうち残ったのは3人。しかしいずれも手練れです。
アダルマン、アルベルト、デスドラゴンが3人を相手にしますが、アダルマンたちが不利です。3人ともインペリアルガーディアンです。
アルベルトの剣が相手のレジェンド武器に負け、破壊されます。それにより形勢が一気にかたむきアダルマンたちは負けてしまいます。。。
指揮官のミニッツは一人隔離されてアピトのもとへ。
オゴルモノの力でアピトを圧殺しようとします。
苦戦するアピト。が、ミニッツも満身創痍。
決着は両者相打ちです。
しかし、ミニッツはまだ生きています。
素晴らしい戦いに満ち足り、もっと強いものと戦いたいと考えるミニッツ。
そこに声をかけたのはゼキオン。ミニッツの力を認め、自分と戦う資格があると言います。
それに応じるミニッツです。
クマラの復讐の相手はカンザス。全力で殺しつくすと。
が、カンザスはクマラの母の魔獣を使役しています。それはクマラの配下よりも強いと。。。
カンザスはウバウモノで魔獣を奪って戦わせています。
が、カンザスを倒せば問題ないと考えるクマラ。
しかしカンザスは奥の手を見せます。魔獣たちを消し去り、召喚したのはクマラの母。。。
それでもヒナタの教えを思い出し、冷静になるクマラ。
先代の母を倒し、奪われた母親を取り戻します。。。
そのままカンザスを切り裂き、復讐を果たしました(*´∀`*)
ミニッツとアダルマンたちを倒したクリシュナたちが合流します。
この面子なら迷宮攻略も夢ではないと、先に進みます。
そこに待ち受けるのはゼギオン。
ミニッツはリムルと勘違いし、ゼギオンの怒りを買います。
かくして蹂躙が始まります。
結果、帝国軍の将校たちは生き絶えます。
リムル、ベニマルよりもゼギオンの方が強いのではとその強さに驚きます。
テスタロッサたちもゼギオンには勝てていないと。。。
ラファエルさんが魔改造していました(笑)
ともあれ迷宮内での戦闘は終了。魂も77万まで増えました。
そして最終戦は幹部に任せることに。
残ったのはリムルとベニマルだけです。
もし迷宮内に敵が隠れ潜んでいたら、チャンスではないかと。
それを否定するベニマル。ラファエルもです。
そこにやって来たのはマサユキ。
ラファエルもマサユキと皇帝が同一である可能性はゼロと。
敵はバーニィでした。マサユキを利用していたと。
そしてもう一人はジウです。この暗殺者たちはアルティメットスキルの持ち主でした。
ジウの一撃をクロエの警告によって助けられるリムルです。
二人ともインペリアルガーディアンです。
ベニマルがバーニィ、クロエがジウを相手にします。
アルティメットスキル保有のバーニィに防戦一方となるベニマル。
一方、逃げ回るジウに苦戦するクロエ。
クロエが奥の手を使おうとしますが失敗。。。子供の姿に戻ります。。。
その間にラファエルがアルティメットスキルについて解析を終わらせます。
二人のスキルは誰かから借り受けたものと。
勝機が見え、リムルが二人に力を貸します。
反撃開始です。
ジウたちを倒します。が、復活の腕輪により、逃しました。
が、忘れることにすると(笑)
一方、トレイニーが戦っていたのはラプラス。ソウエイの手助けもあり、ラプラスを捕らえます。
リムルに話すことがあってこちらにやってきたところ、トレイニーに止められていたと。
そしてその話は、ジウとバーニィに気をつけろとの内容でした(笑)
トレイニーに非はないと、終わったことなので水に流します。
カリギュリオは戻らない兵に苛つきと不安でいっぱいです。
そこに魔導戦車師団と飛空船も全滅したことをようやく聞きます。
報告してきたのはミーシャ。そして撤退を進言します。
そして一人生き残ったクリシュナも撤退を進言。
50万の兵を死なして蒼褪めるカリギュリオです。
撤退を決意。しかしそれも遅すぎました。
カレラが使者として送ったのはアゲーラ。降伏勧告です。
カリギュリオ、降伏条件である奴隷は見直して欲しいと。
が、今更条件を出せる立場かと言って立ち去るアゲーラです。
カリギュリオは戦うことを決めます。。。
ミーシャは自殺には付き合ってられないと、引くことに。
その護衛にはジウとバーニィ。ダブルオーナンバーの彼らが逃れてきました。
そして戦闘開始。
しかしカレラの一撃で、大半が消滅しました(笑)
そして残ったものたちも蹂躙です。
カリギュリオは今更ながらき降伏しようと考えますが、その前にはディアブロがやってきます。
クリシュナもディアブロを前に無理だと。。。
ディアブロ、ダブルオーナンバーの二人も倒していました。
指を鳴らし、皆殺しです。
絶望の中で聖人へと覚醒したカリギュリオ。
が、ディアブロは本気を出すこともなく、カリギュリオの敗北です。
終章 魔王の所業
カリギュリオの意識が戻ります。そして他にも殺された者たちが目を覚ました。
少女が皆を生き返らせていると。カリギュリオが少女と間違えていたのはリムルです。
魂の代用としたギジコンを使って蘇生させました。
一部を除き70万人の蘇生をするリムル。それに平伏するカリギュリオたちです。
仮初の命ではありますが、リムルたちに不利益になる行動は制限されましたが、普通に生きれると。
あまりに愚かだった自分の行いを反省するカリギュリオです。
帝国の侵攻は完全なる失敗に終わりました。