【月姫リメイク】『月姫 -A piece of blue glass moon-』感想(ネタバレあり)

待ちに待った月姫のリメイク『月姫 -A piece of blue glass moon-』が発売されました。

月姫に出会ったのはもう20年前です。。。

当時、友人に勧められて、ほぼ強制でプレイさせられたんですよね。同人って素人が作ったものでしょ、どうせたいしたことないんでしょと言う偏見に満ちてました。そもそもそれまで同人が何かを知らなかったですし。

でも絶対面白からという友人の圧力に負けて渋々プレイ。ハマりました(笑)

この作品をやってなかったらいわゆるノベルゲーなんかはやってなかったかもしれないくらい当時は衝撃でしたね。

そしてリメイクの話しが出てから10年以上。ようやくプレイすることができました。

去年のFGO年末特番をリアルタイムで見ていましたが、最後に発表があった時は涙するほど嬉しかったです。

予約開始とほぼ同時にゲームを予約をしたのは久しぶりでしたね。そもそも予約自体あまりしない方なので。

まあどこかで本当に出るのかという気持ちはありましたが(笑)

でも発売日当日にちゃんと届きました。初回限定版を買いましたが。。。箱でけぇ(笑)

入っているのは設定資料集ですが、ネタバレなので、クリア後に見るようにとの注意書きが(笑)これはクリア後のお楽しみですね。

そして容量もでけぇ(笑)PS4の必須容量40GB以上って(笑)

内容はやはり期待を裏切らない出来でした。

以下、ざっくり感想です。(ネタバレも含みますのでご注意下さい)

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シナリオ

トロコン済みです。トロコンは簡単ですね。バッドエンドを含む全部のエンディングをみればコンプです。最後の「教えて!シエル先生 第25回」はギャラリーから見ることになるので注意です。短いですが、次回の予告編もあるので必ず見ましょう。

バッドエンドは21個。「教えて!シエル先生」もパワーアップしています(笑)

プレイ時間は約30から40時間くらいでした。すべてオートプレイで進めたら40時間以上はかかるんじゃないかなと。

オープニングまでに3時間以上かかったので、そのボリュームの多さに戦慄しました(笑)アルクェイドに出会うまでにどんだけかかるんだよと(笑)

ちなみにオープニングはアルクルートとシエルルートの両方があります。どちらもめっちゃ綺麗です。アニメ化を期待します(笑)

レーティングは「CERO Z」なので、18以上です。エロいシーンはないが、納得の18禁(笑)

特にアルクェイドの分割シーンはやりすぎでは?(笑)

そしてエロシーンはないので、夢魔もカットです。残念(笑)

本作はアルクェイドルートとシエルルートのみです。秋葉、翡翠、琥珀の屋敷ルートは次回になるのかなと。

シナリオの感想としてはアルクェイドルートは文句なし。大筋は内容はリメイク前(以降旧作)と変わりはありませんが、シナリオの密度は別物で、旧作をプレイ済み、漫画版を読んでいても楽しめる内容でした。

代わりにシエルルートはほぼ別物なのかなと。私が旧作のシエルルートの記憶がおぼろげなのもあるかもしれませんが、ノエルがいる時点で違うなと(笑)

ただ、シエルルートの方がボリュームは多かったです。アルクェイドルートは14章までありますが、シエルルートは15章まであります。

今作はフローチャートが用意されているんで、シーンを探すの楽なのですが、シエルルートの終盤フロー長い(笑)

13章入ったし、あと少しで終わるだろうなーと思っていたら、そこから5時間以上かかりました(笑)

でも、出演率ではシエルよりもアルクェイドの方が多かった気がしますが(笑)

どちらのルートが好きかだと、私はアルクェイド派なので、やっぱアルクェイドルートが好きですね。もちろんシエルルートもおもしろかったです。ホラー感はシエルルートの方が上です(笑)

ただ正直、シエルルートでの光の巨人の如きアルクェイドが好きになれなかったです。

アルクェイドがスケールの違う敵役になって、正直ポカーンでした。やりすぎではないかなと。

もともとこれだけのポテンシャルがあって敵に回すととんでもないことになるってことは伝わりましたが。。。

まあシエルもかなり可愛くなってますが、アルクェイドが可愛すぎて、シエルルートはあまりやる気にならなかったってのがあったのかもしれません(笑)

旧作のシエルグッドエンドが好きだったので、それもなかったのが残念です。まあ、あのエンドはどちらかというとアルクェイド寄りのエンドですが(笑)シエルがアーパー吸血鬼って叫んでるシーンが懐かしい(笑)

ちなみにアルクェイドのエンドも旧作でいうトゥルーエンドのみです。これはこれで私はこちらのエンドの方が好きなので良かったです。

旧作でもそうでしたが、アルクェイドのデートシーンがお気に入りです。デートシーンが増えたのも嬉しかったです。コスプレ撮影会で暴走する志貴(笑)ただやはり映画デートが一番良かったです。

あとはネロとの対決シーンですよね。アルクェイドの目が見えなくなるシーン、そして志貴の名台詞。

「ーーー教えてやる。これが、モノを殺すということだ」

やっぱ最高ですわ。演出も相まってカッコよすぎです。

 

新キャラ

リメイクとあって、新キャラがかなり多かったです。オープニング始まるまでに知らないキャラが続々出てきて焦りました(笑)

斎木業人:ファントム?(笑)怪しさ爆発。ただ今回は顔見せ程度でしょうか。あまり関わってきません。バッドエンドの際に少し出てきましたが、やはり屋敷ルートからが本番ですかね。

斎木みお:こちらもほとんど出番なし。開始直後のシエルとのシーンで出てきて誰?と思いました。こちらも顔見せ程度なのかなと。アルクェイドとのデートの選択肢で路地裏を選ぶと苗字がわかりました。業人との関係は不明です。

阿良句寧子:マッドサイエンティスト(笑)怪しいお注射を打たれてバッドエンドへ。バッドエンドに行くまでがとても長くて、え?その選択肢?って感じでした(笑)

ノエル:新キャラの中では一番出番が多かったですね。内容は悲惨ですが。。。本作のさっちん枠でしょうか(笑)ちなみに今作、さっちんの出番はほとんどありません(笑)

マーリオゥ:口が悪いおぼっちゃま。でも言っていることは正しいのでなんか憎めないです。あと立ち絵ありの部下が2人います。こちらはあまり出てきません。

ヴローヴ:ネロに代わる敵キャラです。ネロが出てこないのは残念ですが、戦闘シーンは鳥肌ものです。最後、志貴がトドメを刺すシーンカッコいい。滑走って選択肢が出てきた時はバッドエンドか?と思い、最初に選んだら、なるほどそうかって感じでした。正解を選んでしまったので、大人しく選択肢を戻ってバッドエンドを見ました(笑)

エコアルク:かわいい。シエル先生のところでしか会えない(しかも回数も少ない)レアキャラです(笑)

 

今作であまり出番のなかったキャラは屋敷ルートが本番かと思いますが、次が出るのはいつになりますかね(笑)

まあもちろん待ちますが。私は秋葉もかなり好きなキャラなので、続きが楽しみです。

ちなみに既存キャラも声優は一新されています。メルブラから入った方は残念かもしれませんが、私はもともと声のない旧作でやっていたので、そこまで違和感を感じなかったです。

 

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グラフィック

当たり前ですが、グラフィックも演出も旧作の比ではないです。40GBかかるのも仕方ないのかな(笑)

立ち絵も可愛くなっています。むしろ旧作の絵を見るとこんなんだったっけ?と思ったり(笑)

FGOの絵に慣れすぎたのかもしれないです。

アルクェイドの衣装が複数あるのが良かった。デート服姿や戦闘服、どちらも可愛かったです。

 

システム

ノベルゲームなので、そこまでシステム的に何か不満があるわけではないですが。。。

オートセーブがない。いや正確にはあるんですかね。。。タイトルに戻るとオートセーブされるようです。が、求めているのはそういうのではないです。

せめてシーンとシーンの間でオートセーブして欲しかったです。

バッドエンドでやり直す際、オートセーブされてなくてかなり前まで戻ることになって面倒でした。

後は、シーンスキップ。これわかりにくくないですか?上ボタンを押さないと出てこないです。

シーンスキップこそボタンに設定して欲しかったです。

もっと言うと、この手のゲームは、次の未読までスキップが欲しい機能です。

既読シーンをスキップしている時間が無駄だと思うんですよね。

フローチャートがあるのは嬉しかったです。好きなシーンが何度も見れるのはいいですよね。

 

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まとめ

10年以上待っただけの価値はありました。

屋敷ルートがなかったのは残念ですが、今後の楽しみですね。

月姫自体プレイしたことのない人でもFateやFGO、空の境界のシナリオが好きならおすすめですし、旧作をプレイしたことがある方でも、シナリオのボリュームが全然違うので新鮮な気持ちでプレイできると思います。

旧作ももう1回やりたくなりましたが、動くかな(笑)

ちなみに、漫画版もおすすめです。ファミ通(2021年9月9日号)のインタビューにもありましたが、漫画版は月姫リメイクを作る際の最大のライバルだと(笑)10巻と巻数も手頃なのでまだ未読の方はぜひ。

逆にアニメ版はおすすめしません。。。アニメ版を見て、原作をやらないのはもったいないので、月姫リメイクをプレイしてみてください。

とりあえず今は今月発売のメルブラが楽しみです。

 


kei

アニメやゲーム、マンガ、読んだ本のことなど、興味のあることをつらつらと書き連ねています。 書いている内容はとりとめのないものですが、このブログ名のように少しでも良い影響を与えられれば幸いです。 連絡先はこちら。 good.influence.k@gmail.com