人生(クソゲー)攻略最前線『弱キャラ友崎くん Lv.1』ラノベ感想
人生というクソゲーを攻略していく「弱キャラ友崎くん Lv.1」の感想です。
「このライトノベルがすごい!2017」で文庫部門8位ということもあり、ちょっと気になっていた作品。
イラストもかわいらしくてすきです。
ガガガ文庫の1巻はAmazon Unlimitedの読み放題対象になっていることが多く、もしかしてこの作品もか!と思っていましたが、残念ながら違いました(´・ω・`)
まあ仕方ないので、ちょっとキャンペーンでお得価格のときに購入しました。
以下、感想になりす。ネタバレありなので、ご注意下さい。
あらすじ
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これが人生(クソゲー)攻略の最前線!人生はクソゲー。このありふれたフレーズは、残念ながら真実だ。だって、人生には美しくシンプルなルールがない。あるのは理不尽と不平等だけ。自由度が高いなんてのは強者の言い分で、弱者には圧倒的に不利な仕様でしかない。だから、クソゲー。あまたのゲームに触れ、それらを極めてきた日本屈指のゲーマーである俺が言うんだから間違いない。――だけどそいつは、俺と同じくらいゲームを極めてなお、「人生は神ゲー」と言いきった。生まれついての強キャラ、学園のパーフェクトヒロインこと日南葵。しかも、「この人生(ゲーム)のルールを教えてあげる」だって? ……普通は、そんなの信じない。だけど日南葵は、普通なんて枠にはまったく嵌まらないやつだったんだ! 第10回小学館ライトノベル大賞優秀賞受賞作。弱キャラが挑む人生攻略論ただし美少女指南つき!
感想
人生はクソゲーだと、弱キャラの自分は人生を攻略することはできないと思っている主人公。
ゲームは大好きで、特にアタファミでは日本一の腕前をもっており、ハンドルネームはnanashi。
アタファミでランキング1位の主人公が2位であるNO NAMEと対戦することに。
完全に主人公のnanashi1を意識したハンドルネームで、さらに戦い方もnanashiに似ています。
まだ実力は主人公の方が上で、対戦には勝ちますが、オフ会に誘われます。
そのNO NAMEの正体は、学校一の有名でパーフェクトガールである、日南葵だったのです。
人生は神ゲーと言う彼女に主人公は反発しますが、人生と同じくらいアタファミが神ゲーと言う彼女の言葉に耳を傾けることに。
ゲーマーである主人公は尊敬する彼女の言葉から人生というゲームを真剣にプレイすることに。
というのがおおざっぱなあらすじですね。
主人公の友崎くんが、日南葵という攻略本を手に入れ、リア充ライフを目指して成長して行く物語です。
アタファミが人生と同じぐらいの神ゲーとどうどうと言ってしまうあたり、このヒロインもちょっと変わってます(笑)
というか、もう完全に二重人格です(笑)
学校
©屋久ユウキ/フライ
外
©屋久ユウキ/フライ
学校との表情が違いすぎる(笑)
仮面のつけ外しがそんな簡単にできるのか((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
でも、「おにただ」と言う彼女はちょっと幼くてかわいいです。
ゲームが本当に好きなんだなと。
しかしこのラノベ、ハウツー本みたいですね。
目標を達成するには大目標、中目標、小目標に分けて進むとか、まんまビジネス本とかでよく見ます(笑)
いや、でもけっこう勉強になりますよ。表情とか姿勢とか、たしかに重要な要素ですよね。
しかし、葵の表情がどう変わっていっているのかすごい気になります。アニメ化したらそこに注目したいです(笑)
あと、話題の暗記ですか・・・まさに英単語を覚えるのと一緒じゃないですか(笑)
この指南を全部ちゃんと実践したら、日南葵という攻略本がなくても、リア充になれるんじゃないですかね。
まあ、ここまで努力できるかはまた別問題ですが(笑)
ラスト、中村からのアタファミでにリベンジ。
努力をバカにしたことに対する主人公の啖呵はかっこよかったです。
本編とは関係ないですが、出版社がガガガ文庫せいなのか、俺ガイルを意識しているのかなーと思ったり。
主人公の根暗設定とか。
千葉に対して、埼玉アピールとか。まあ俺ガイルの千葉愛ほどロコツではありませんでしたが(笑)