『グランクレスト戦記 9巻 決戦の刻』ラノベ感想(ネタバレあり)

『グランクレスト戦記 9巻 決戦の刻』のラノベ感想と言うか、備忘録です。

物語も佳境に入ってきました。

そして、とうとうテオが。。。

しかし、戦いは終わらないと。。。

ちなみに、今回の話は各巻にあった外伝もちゃんと読んでおいた方がいい内容でしたね。

特にアレクシスとマリーネの話(5巻に収録されているエーラムの恋)。。。

それを読んでいると、本巻のアレクシスの演出に思わず涙しましたよ(涙)

そしてあとがきにもありましたが、10巻で完結と。次の巻で終わりですね。アニメは2クールで、小説の内容をほぼ網羅するとの事なので期待大です!

以下、ネタバレ全開なので、ご注意下さい。

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第1章 狂王

1

ジュゼル、エンデール、ラドヴァンが一角獣城を訪れています。システィナ、ダルタニア、スタルクをよく治めてくれています。

三人はアレクシスが立ち上がってくれたのは朗報と。

そしてそれはテオが説得したからと聞いていると。アレクシスは、テオのことをかけがえのない友人と周囲に言っているとのことです。

テオ、爵位を捨ててシルーカと契約したのが珍しかっただけだよと。

そしてあの時の思いを語るテオ。爵位を捨てたのは悔しかったからと。ヴィラールに完敗だった。少しでもヴィラールに近づきたかったと。。。

話はノルドの問題に。連合領を襲撃しはじめていると。

海軍力で連合を圧倒しているのは間違いないです。

そして連合が負ければ条約も負けと。ヴァルドリンドに降伏を申し出るしかないと。。。

しかしテオはアレクシスを信じたいと。

2

連合の君主会議。

ノルドへの対策を話し合います。

アレクシス、連合の領地を戦場にしたくないと。そして海で勝たなければ、ノルドは何度でもやってくると。

そしてアレクシス、海で勝てないなら、海を陸に変えてはどうかと。。。?

策ではないが、良い着想かもしれないとのことで、海戦に反対していた君主も、策を考えることには納得してもらえました。

3

シルーカ、条約での話し合いに探りを入れます。

同門のカトーから連絡があり、話を聞きます。

アレクシスは海戦での決着を望んでいると。

ノルドに海戦で勝つ方法をシルーカも考えますが、すぐには思いつかないと。

が、カトー、広間の中央を見て策を思いついたと。カトー、早速アレクシスに報告です。

4

アレクシス、船に乗り、ノルドの大船団を発見します。

奇襲するつもりはないと。海洋王を討つと宣言して出航しています。

アレクシス、輪形陣を指示します。

そしてノルド軍が迫ってきます。

アレクシス、海戦では勝てない。しかし、こちらは船ではない。城なのだと。

足の遅い鉄甲船、それ故にアレクシスの父がこの鉄甲船を魔術師協会から取得した後は、バカにもされました。

鉄甲船は戦うことのできない船と。。。しかし、戦うことができれば無敵です!

5

エーリクは戦慄。。。

これではまるで攻城戦ではないかと。

退却を命じなければ全滅すると。。。

しかし、わかってはいても止められないエーリク。こんなことはあり得ぬと。。。

側近も退却を進言しますが、エーリクはこんな大敗を喫しながら、生き恥を晒せるかと。命尽きるまで戦い続けると言います。。。

アレクシスは戦況から勝利が近づいていると。アレクシスの心は死んでいった者たちを思い、痛みます。。。

それでも夢が叶うまで耐えなければならないと。。。

しかしエーリクが咆哮。聖印の力を全て使い自らを強化。敵船へ乗り込みます。

エーリク、独楽のように回り敵をなぎ払います。

エーリクは一隻落とすと、次へ。

他の狂戦士たちも別の船を襲います。

しかしそこにいたのはジュリオ。現教皇から戦旗を授かったと。

その力は凄まじく、たやすく狂戦士たちの首を落としていきます。。。

我に返り、血の海に染まった光景を見て、新たな勢力が出現し、戦乱は続くのではないかと危惧します。。。

6

エーリクは殺戮を求め、百人をかるく殺しています。

しかしまだ渇望していると。。。

皇帝を頂点として全ての人間を家族にする夢はついえます。

それでも命ある限り、殺戮を続けると。それが生きるということだと。

そしてエーリク、アレクシスのいる船へ。。。

重弩や弓をうけても止まらないエーリク。。。不死身かと。。。

狂戦士はアレクシスの前へ。

が、ようやく力尽きて前のめりに倒れます。。。

アレクシスは、エーリクの聖印を吸収します。

これがブレトランド沖海戦と呼ばれ、これ以降ノルドの勢いは失われます。

第2章 蠢動

1

シルーカ、連合が勝ったことを聞きます。

次は我々の番と。

この勝利を大々的に広めて、マリーネとの交渉を求めると。

が、同盟との交渉はうまくいかないだろうと。

同盟は総力をあげて決戦を挑んでくると。

テオ、であるなら条約単独で受けて立つと。アレクシスとマリーネを戦わせるわけにはいかないと言います。

厳しい戦いになります。。。

でもマリーネとアレクシスを結ばせてみせると。

2

シルーカとアイシェラはヴァルドリンド領へ。

シルーカとアイシェラの昔話です。

シルーカ、アイシェラとアウベストが話す機会を作りたいなとひそかに思います。

3

テオ、プリシラを呼び出します。

プリシラがテオのもとへ行くと、そこにいたのはジュリオです。

海戦のあと、内密にやってきたと。

プリシラに現教皇の話はどれだけ伝わっているかと。

いろいろ聞いていると。そしてプリシラはアルトゥーク大教区の大司教になったと。

プリシラが聖印を掲げると、それは杯に見えなくもないです。

そしてジュリオの聖印は、ファナティック。唯一神に忠実な聖騎士になると。

しかし、ノルドの狂戦士と戦い、狂戦士とどこかが違うのかと疑問に思いました。。。

まだ教皇に従属したわけではないが、しているもの同然と。聖印教会、司祭の権威は年々強くなっていると。

そしてそれは大陸全土に広がっています。

教皇の言う聖戦とは、連合、同盟、条約の決戦ではないかとテオは考えています。

しかし信者たちはレオンの再来たるテオ乎が皇帝になり、聖杯のプリシラに聖印を捧げると噂していると。

が、皇帝になるつもりはないと否定するテオです。

さらに現教皇は、自分が真の聖杯だと言っていると。。。

4

シルーカとアイシェラはアウベストと会います。

マリーネは支度中ということにして、私的な場を設けてくれました。

アイシェラとアウベストを会わすため、シルーカが手を回したと。

が、和解にはまだまだ時間がかかりそうです(笑)

そして私的な場は終わります。

5

玉座に通されるシルーカです。

シルーカ、マリーネに和睦のために来たと。

しかし、マリーネは和睦などありえんと。。。

同盟の全軍を動員して、連合と条約を攻め滅ぼすと。。。

シルーカ、同盟との決戦を示唆します。

玉座を後にするマリーネ。

シルーカも馬車へ向かおうとしますが、先ほどの部屋に呼ばれます。

そこにはマリーネが。マリーネ、聞きたいことがあったと。

テオはアレクシスに何を言ったのだと。

推測と言いつつ、本当のことを告げるシルーカです。

シルーカは城を後にします。

シルーカが出て行ってから、選帝侯会議でマリーネは条約と連合との決戦を提唱すると。

運命の刻が近づきつつあります。。。

6

門主のティベリオにも決戦ことは耳に入ります。

賢人委員会は、会戦の結果を危惧していると。

三勢力の鼎立は問題ないと。が、聖印を統合するようなことがあれば、大変な事態が起こるであろうと。

そうセファウドに忠告をするティベリオです。

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第3章 会戦

1

30年前に同盟と連合が戦った地、アロンヌ東部の荒地に、再び両軍が結集。さらに条約が加わります。

大陸の命運をかけた戦いが始まります。

が、まだ連合は来ていません。。。

二万五千の条約は、四万の同盟を相手にしなければならないと。。。

が、テオ、堅固な陣を作ることができたと。数で劣っていても、互角に戦えるさと明るく言います。

連合なしに勝てば、同盟も和解するだろうと。

俺たちの手で大戦を終わらせようと言うテオです。

2

マリーネ、選帝侯を集めて軍議です。

明日の朝から条約に攻撃を仕掛けると。

連合が来る前に、条約を敗走させ、連合と決着をつけると。

3

決戦前夜。緊張で眠れないシルーカです。。。

そこにテオが声をかけます。

テオも寝付けないと。

二人で話します。常闇の森でうろに閉じ込められたことを思い出します。

テオ、あそこをでなければよかったと。

この戦いを成し遂げても、終わりではないと。

でも止まるつもりはありません。

そしてシルーカもそれについていくと。。。

4

夜が明けました。

神獣ジャガーノートを操るナユタ軍が動きます。

しかし、神獣を罠にはめ、ナユタ軍を撤退させます。

そしてラシックの軍が敵陣へ斬り込みます。

ノルドにはハマーンが。ラウラがノルドを撤退させていきます。

が、大軍により、ラシックとペトラも疲弊。本陣に退かせ、そこで防ぐことに。

テオ軍が出ます。

テオを見て、劣勢だった味方は奮い立ちます。

が、そこにヴァルドリンド騎士団が。。。

聖印弾による被害が増えていきます。。。

それでもシルーカは退かないと。それでは条約の負けと。戦後の交渉に影響すると言います。

戦場の各地で同盟と条約が激突します。

そこに敵軍がどよめきます。

ヌルが樹竜を召喚しました。呼び出すだけでも相当の魔力が必要とし、すぐに消えます。

でも威嚇の効果は抜群です。敵軍はかなり後退します。

そしてそこに幻想詩が聴こえてきます。。。

連合が接近しつつあると。なんとか凌ぎ切りました。

同盟は退いていきます。

5

三勢力が三角形に陣取ります。

条約から交渉を求めます。

三人の盟主が集まります。

テオ、二つ提案です。

一つは三勢力の和睦。

が、マリーネ、それはできないと。本当の敵、魔法師協会に利するだけと。

協会は和睦を良しとしないと。必ず陰謀を仕掛け、再び君主同士が争う状況を作ると言います。

テオ、もう一つの提案。二人が結婚して、聖印を統合、そしてテオもそれに従属すると。。。

そして敵はすでに動き始めていると。遠からず戦いを挑んで来ると言います。

マリーネ、一人で戦うつもりだったと。。。敗れても誰かが意志を継いでくれればと。。。

そしてアレクシスを巻き込まないでくれと(涙)

我々が協力したぐらいで勝てる相手ではないと言います。マリーネは一人で背負うつもりでした。。。

そんなマリーネに、アレクシスは連合の陣を見て欲しいと。

そして連合陣を見ると、そこには薔薇の花が(涙)

出会った時に贈った薔薇の再現です。。。

アレクシス、再度求婚です。ミルザーとのことも不義ではないと。

マリーネが幸せになる資格がないなら、自分も一緒に罰を受けようと(涙)

テオ、シルーカを妃にしたことを伝えます。

愛し合う二人が結ばれないような世界なら、壊してでも変えたいと(涙)

マリーネ、テオが何者なのかやっとわかった気がすると。世界を壊し、変える。そういう思想を革命だと。

三人の盟主の役割は、異なるが、三者は補完しあいだろうと考えるシルーカです。

マリーネ、アレクシスの妃になると(涙)

無事に結ばれました。でもこれははじまりと。中断された結婚式をやり直すんだと。

そして、テオ、どちらに従属すれば良いかと聞きます。

それには及ばないと言うマリーネ。二人がテオに従属すると。。。

テオこそ始祖皇帝だと。とうとうテオが皇帝に(涙)

6

シルーカから話を聞いて呆然とするティベリオ。

が、メレテス一門としてそれを責めるわけにはいかないと。

そして大講堂での惨劇を今度は止めねばと。

が、そこに秘書が入ってきて。。。

その夜、ティベリオを始め、何人もの魔法師が暗殺されました。。。

後にエーラムの粛清と呼ばれる事件。新たな惨劇の始まりです。。。

第4章 粛清

1

セファウド、シルーカに魔法師協会が動いたことを伝えます。

そしてその手はセファウドのところにも。逃げる事はもう無理だと。

協会は君主と対立する道を選びました。。。

2

セファウドとの通信が切れ、しばらく涙するシルーカ。。。

でもいつまでも泣いてはいられないと。

そしてテオたちに魔法師協会が全君主を敵とみなしたことを告げます。

魔法師協会と戦うしかないと。。。

そして魔法師たちがどうするか話し合う時間が欲しいと。

3

モレーノとラウラ、エレットを連れて話し合います。

全員留まると。

そして通信が傍受されている魔法杖も必要な連絡が終われば折ることに。

もはや戦うしか道はありません。。。

しかしこれが最後の戦いとなるだろうと。

4

条約から脱落した君主はいませんが、連合と同盟からはかなりの数が出たと。

魔法師たちも大勢エーラムへ戻りました。。。

シルーカとテオは同じ天幕に。

テオはすでに休んでいますが、シルーカは命令書の作成におわれています。

その間も、なぜ魔法師協会が皇帝聖印の誕生を恐れるのか、疑問に思いつづけています。

その時、アイシェラから声がかかります。。。

アイシェラを向けえ入れようとすると、アイシェラは短剣を閃かせようと。。。

それをアーヴィンが止めます。

虚ろなアイシェラ。。。テオとシルーカを殺そうとしたと。

アイシェラ、特務機関の密偵でした。

テオ、みんなを中へ入れて、話を聞きます。

アイシェラにはギアス(制約)がかけられていました。。。

そして呪いの効力が発動し、アイシェラを苦しめています。。。

すぐに解呪できる魔法陣ではないと焦るシルーカ。

が、プリシラがそれを消滅させます!

自由になったアイシェラに改めて話を聞きます。

大講堂の惨劇を手引きしたのはうちの組織だと。パンドラです。。。

目的は混沌の制御。

そして魔法師協会の本当の設立理念を引き継ぐ期間だと。君主の監視、あるいは管理です。

君主を使って混沌濃度を減少、しかし消滅させるような事態は全力で防いできたと。。。

やはり自分の持っている力がなくなるのを恐れるものが多いと。。。

そして各陣営でも、パンドラの協力者たちが暴れまわっているとの報告が。テオたちが鎮めに行きます。

 

賢人委員会の首席フベルトス。

エーラムの大講堂で、混沌儀に向かいパンドラ様と呼びかけます。

パンドラは、混沌の時代を終わらせてはならないと。。。

それはこの世界の終わりの始まりを意味すると。

フベルトス、何があろうとも阻止してみせると言います。

そして吸血鬼の王に出番と。。。ディミトリエが動き出します。。。

フベルトス、これでいいと。それこそが、世界を破滅から救うと。。。

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あとがき

アニメ、2クールなんですね!

1クールだと中途半端だよなーと思っていたので、これは嬉しいですね。

しかも小説の始まりから終わりまでを網羅していると。これは期待大です。

予定通り、あと一巻で終わりとの事。

という事はアニメも10巻の内容が出てくると思っていいのかなと。ただ.2クールでも10巻となると、かなりキツキツの予感がします(笑)外伝は端折られそうな気がしますね。。。

最終巻はアニメ放送中に刊行予定と。それが守れないと戦犯になってしまうと(笑)

最終巻もアニメも楽しみです。

 


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kei

アニメやゲーム、マンガ、読んだ本のことなど、興味のあることをつらつらと書き連ねています。 書いている内容はとりとめのないものですが、このブログ名のように少しでも良い影響を与えられれば幸いです。 連絡先はこちら。 good.influence.k@gmail.com