ダンまち外伝『ソード・オラトリア8』ラノベ感想(ネタバレあり)

ベートメイン回です。ベートが、なぜ弱者を見下し、侮蔑の言葉を吐くのかが明らかになります。

以下、感想というか、備忘録です。ネタバレ全開なので、ご注意下さい。

 

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プロローグ

ロキ・ファミリアを罠に陥れ、閉じ込められた地下迷宮クノッソス。

そこは血に彩られた惨状となっていました。

呪いの武具で団員たちは致命傷を負わされています。

混乱の団員達。ヒーラーのリーネ・アルシェも同じく致命傷を。

その前に立つベート。紡ぐ言葉は、嘲弄。。。他の団員達もベートの言動に怒りが。。。

しかし、アイズが見たベートの顔は。。。

一章

フィン、ガレス、リヴェリアの3人での会議。

レフィーヤ達が入団してから初の戦死者。。。重苦しい雰囲気が漂います。

負けをいさぎよく認め、どう雪辱を晴らすかを考えようと言うフィン。

イヴィルスの最終目標は、オラリオを滅ぼすこと。全てのデミ・スプリットが成熟した時、オラリオの終わりだと。。。

ベートのことをリヴェリアが報告しようとしたところに、大きな喧騒が。

ラウル達、リーネ達の死を無駄死にだと言ったベートの態度に怒りが抑えられません。

アイズは、リーネにみせたベートの眼差しを、言葉にして伝えられないことをもどかしく思います。

しかし、ベートの非難が渦巻く中でも、ベートは態度を変えることはありません。

ティオネとティオナ、嘲笑を浮かべるベートに拳と蹴りが、と言うところでガレスの仲裁が入ります。

ロキに頭を冷やして来いと言われ、出て行くベート。

今は庇うことできないと、フィンに暇を出されます。

今、黄昏の館にベートの居場所はありません。。。

一人、酒場で酒を潤すはずが、寂しそうに見えたと言うことでアイズも付いて来ました(笑)

ベートが改宗したのは6年前、ファミリアで過ごした時間は長いが、あまり話したことはないと。

アイズ、なぜ人を見下すのかを聞きます。

が、強くあればそれでいいと言うベート。酒場で他の連中にも罵詈雑言です。悔しさはあるが、第一級冒険者に萎縮する酒場の冒険者たち。

そこにアイシャ・ベルカとバーベラたちが喧嘩上等と乱闘騒ぎに。

しかしあっさりと倒してしまうベート。

トドメを刺そうとするベートに、アイズがもう終わったと剣をむけます。

興ざめしたベートはそのまま出ていってしまいます。。。

が、アイズの「嫌いです」と言う言葉に、シラフに戻ったベートは、頭を抱えます(笑)

自己嫌悪に陥るベートの前に現れたのは、アマゾネスの少女。少女の名前はレナ・タリー。蛙女とやりあった時にいた少女だと。

明らかにベートに好意を持っている様子。本人もベートに惚れていると言います(笑)発情(笑)

思わず拳が出てしまうベート。しかしそれを食らって、妊娠してしまうと(笑)こいつはヤバイ(笑)

話すだけ無駄だと宿に向かいますが、有り金をさっきの酒場にすべて置いて来てしまったと。レナの脅迫もあり、一泊だけすることに(笑)

レナの隠れ家に案内されるベート。そして子作りを迫るレナ(笑)

弱い女は一番嫌いだと目を閉じるベート。

ベートの過去。弱肉強食、自分の牙を磨けと父に言われていたベート。

そして同じ日に生まれた幼馴染の少女。可憐であった少女を力で勝ち取ったのです。部族の中で恐ろしく脆弱だった少女。なら自分が強くなればいいと牙を磨き続けます。

そしてベートが12歳の時、部族は竜の谷から降りて来た怪物に全滅させられました。そして弱肉強食の理を正しく理解してしまったと。。。

ベートは強さを求めてオラリオへ。

そしてベートの顔の刺青はその時受けた傷、弱さを忘れないために彫ったものだと。。。

 

ヴァレッタ、オリハルコンの扉を開ける鍵であるダイダロス・オーブをイシュタルに譲っており、その鍵の行方が分からないと探すことに。

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二章

フィン達もまた、鍵を探すことに。

アイズ、ロキからベートのことをそれとなく様子を見てくれと。ベートも手がかりを探す筈だからと。

アイズ、前のようなファミリアに戻したいと思っています。ロキのお願いを聞くことに。

 

レナに鍵のことを知らないかと聞くベート。何やら思い当たりがあるようです。

それを交渉材料に、ベートとデートすることに(笑)

 

リヴェリア、呪いの短剣について、アミッドに何かわかったかを聞くことに。防御手段はなく、解呪も戦場の聖女にしかできないと強力なカース。解呪薬の作成も困難とのこと。

それでもやると、こんなものはあってはいけないとアミッドは強い意志を表します。

 

ベート&レナ、ダンジョン・デートです(笑)

デートを楽しむレナ。しかし、ベートは雑魚では俺に釣り合わないと言い切ります。

しかしレナ、雑魚でなくなれば隣にいて良いと解釈(笑)

さらにベートの言う雑魚は悪口ではなく、やる気を出させるものだと。

そしてリーネにも同じことを言われていたと。。。

ファミリアのメンバーに、ベートがデートしている所を目撃されました(笑)

ティオナ、ティオナは大激怒(笑)

 

露店巡りで普通のデートっぽいこともしているベートたち。

そこにアイズが(笑)ベート、勘違いすんなと言い残して逃げます(笑)

面倒を見るのが仕事と、追いかけるアイズ(笑)

なんとか逃げ切ったベート。再び隠れ家に。

もうこのままもう一泊すると言うベート。眠りにつきます。

 

ベートが契約した神はヴィーザル。

ファミリアの中で頭角を現したベートは団長となり、ファミリアも武闘派派閥に。

ファミリアの中にいた女性は副団長であり、ベートは彼女に惹かれていました。そして彼女もまたベートに惹かれています。

オラリオに入って四年目、レベル3になったベートは、仇である平原の主を倒しに向かいます。

激戦の末、主に勝ったベート。しかし、牙から生じる痛みが消えることはなかったと。。。

 

鍵の確保の戦争開幕。

ロキ・ファミリアが鍵を探していることを聞きつけたヴァレッタは、鍵を渡すわけにはいかないと、地上で仕掛けることに。

三章

イシュタルの隠し扉の場所をレナに聞き、その場所へ向かうベート。

途中現れたのはイヴィルスのアサシンとヴァレッタ。レナを巻き込んだとほぞを噛みます。

俺から離れるなと言い、アサシンたちと戦うことに。

アサシンたちの攻撃がレナに集中。

狙いはベートではなく、アマゾネス。。。鍵の在り処の口封じのためです。町を襲っているのもそのため。。。

レナを守りながらの戦い。

かすり傷ではあるものの、呪いの傷を受けてしまったベート。今はまだ戦えても、いつまでもつかは分からない状況です。

自分が足を引っ張っていると言ってベートから離れるレナ。。。

それを追いかけようとしても、ヴァレッタが邪魔をします。。。

ヴァレッタを退け、レナのもとに。。。しかし、レナはもう。。。

そこにやって来たアイズとアイシャたち。

いつも通り、嘲笑するベートに摑みかかるアイシャですが、その顔を見て、拳が止まります。。。(T_T)

 

平原の主を倒した後、戻ってくると副団長の女性がダンジョンで命を落としました。。。強くなったのになぜ奪われると絶望するベート。

ベートを打ちのめして来たのは弱者。どんなに強くなっても救えない脆弱な存在。そんな弱者たちを呪うようになってしまったと。。。

そして侮蔑と嘲りの言葉を吐き続けることになったと。。。

四章

フィン、ベートを囮にすると言います。こんなことをされて黙っているわけがないと。そして、今回の事件をベートに一任すると。

ヴァレッタはまたベートを襲うはずだと考え、一人雨の中歩くベート。

そこであったのはロキ。

ベート、自分の弱さが許せないと、思いを爆発させます。

ロキ・ファミリアとの出会い。

自分以上の強者と出会えたことを感謝するベート。

そしてアイズへの想い。

次第に牙の痛みも発しないようになってきました。しかし、ヴァレッタの哄笑が、レナの顔が牙の痛みを。。。

ベート、開戦の遠吠えを放ちます。

五章

遠吠えとは誓い。ベートが違ったのは絶狩。

ベートに引き寄せられたアサシンを全滅させます。

 

ベートの罵倒や侮蔑は全て発破だと。究極のふるい落とし、雑魚が戦場に出てくるのをひどく嫌っているのは、死んだらそれまでだから。。。

そして弱者を見ると過去の自分を思い出して腹が立つと。

戦場に立っていいのは強者だけ。でも弱者を見放せないから嘲笑って蔑み続けると。

ベートの牙は牙ではない、傷だと。

弱さを知るたび、強さを得て来たベート。傷だらけの狼です。。。

 

アサシンが全滅させられたので、縄張りに誘き出そうとするヴァレッタ。

ベート、誘いに乗り、宮殿の地下へ。

待ち受けるヴァレッタ。が、あっさり逃げ出します。

追うベートですが、体の異常を察知。体の動きが束縛されていることに気づきます。

ヴァレッタの魔法シャルドー、その結界の中では、能力低下、動けば動くほど、体が束縛されると。。。

そこに魔剣の集中砲火。。。

あとがないベート。自分に課した戒めを破ることに。ベート、嫌っている魔法を使います。

魔剣の攻撃に屈せず、詠唱を続けるベート。

詠唱が終わり出てきたのは、両手両足の四つの炎。魔剣の魔力を吸収しています。

そして、地下空間を灼熱の世界へ。。。

ベートの魔法は魔力吸収、そして損害吸収。ベートが傷つくことで、その牙は強靭になると。。。

解き放たれた牙はなんでも喰らう。それが結界であっても。。。

凄まじい牙のラッシュがヴァレッタを襲い、焼き尽くします。

 

アマゾネス狩り事件は収束。

黄昏るベート。そんなベートを見てどうすればいいかとロキに聞くアイズ。ロキ、アイズに耳打ち。

どんまい(笑)

再度、アイズはなぜ人を見下すのかを、問います。

ベート、最後に、もう、誰も哭くんじゃねえと、本音を漏らします(涙)

しかし、その叫びをファミリアみんなで聞いてました(笑)ツンデレさんチィーッス!(笑)

そして少女が望んだファミリアが帰ってきましたとさ。めでたし、めでたし。

あ、レナも生きてました(笑)

エピローグ

アミッドのマジックアイテムで多くの命が救われたものの、失われた命もありました。

その墓標に手向けられていたのは、ミオソティスの花束。レナの好きな花でした(*´∀`*)

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あとがき

レナちゃん殺しちゃあかん(笑)

私も基本ハッピーエンドスキーなので、レナ死なないで良かったです。


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kei

アニメやゲーム、マンガ、読んだ本のことなど、興味のあることをつらつらと書き連ねています。 書いている内容はとりとめのないものですが、このブログ名のように少しでも良い影響を与えられれば幸いです。 連絡先はこちら。 good.influence.k@gmail.com