『グランクレスト戦記 4巻 漆黒の公女』ラノベ感想(ネタバレあり)

『グランクレスト戦記 4巻 漆黒の公女』のラノベ感想と言うか、備忘録です。

前巻の話の続き、後編です。

この巻でヴィラールとマルグレットが。。。

しかし、テオとシルーカの影が薄すぎますね(笑)一応、二人の関係は進みましたが。

以下、ネタバレ全開なので、ご注意下さい。

スポンサードリンク

第1章 外交

1

話は3ヶ月ほど前に。

アレクシスの契約魔法師であるセファウドが、ヴァルドリンドの首都へ。

そしてマリーネに会い、連合の総意を伝えます。同盟との和平です。

マリーネ、こちらも君主会議で検討すると。

セフォウドをその場をさり、魔法師長に報告します。

2

同盟会議です。連合からの和平を伝えます。

そして従属していない三国に従属を求めるマリーネ。10日を期限に従属か否かを決めろと。

会議は終了。アウベストにどう思うかと聞くと、スタルクは従属には応じないだろうと。

他の二国も承諾はするが、この城に来るのを遅らせるだろうと言います。

マリーネ、スタルクとの戦の準備を進めます。

3

ハルーシアから帰国したテオたち。

アレクシスの一言で覆った会議によって、何かしなければならないが、何もできない閉塞感に襲われるシルーカです。

そんな時に訪ねてきたのが、スタルクのパーヴェル子爵。

ヴァルドリンドとの戦いに力を貸して欲しいと。

が、ヴィラールは今は和平交渉中だと拒否。

ミルザーやシルーカもヴィラールに戦うように進言します。

が、シルーカ、言いすぎたため、テオとともに領地に戻るように言われます。

そしてパーヴェルも我らを助ける気はないとわかり、部屋を後にします。。。

4

テオとシルーカは城に戻ります。

久々に全員が揃い、賑やかな雰囲気に包まれ、心が落ちつきます。

そしてこれからどうすると。

同盟との戦いは避けられません。できるだけ多くの兵を養うしかないと。

しかし、二百がせいぜい。。。これまで通り、地道にやるしかないと。

テオ、明日からまた領地を巡ろうと言います。そしてシルーカだけ同行してもらうと。

なぜ自分だけと動揺するシルーカです(*´ω`*)

5

翌朝、巡察にたちます。

城下町や道中立ち寄った集落での反応は、大半はテオたちを無視です。

テオも積極的な交流はなく、村の様子を観察するだけ。

日が暮れると空き家で夜を明かします。

眠くなるまで二人で話しをします。

シルーカ、楽しいと(*´ω`*)

5日目、当然の雨に襲われます。

が、これは混沌現象と。行く手の柳も普通ではないと言います。

放ってはおけないので、調べることに。

うろの中へ入ります。

しかし、異空間に閉じ込められました。

奥に行くことに。

離れないように手を握ります。シルーカの心臓が大きく鼓動(*´ω`*)

前にある光を目指しますが、一向に近づきません。

シルーカ、無限回廊と。

テオ、歩いても無駄ならちょっと休もうと提案します。

肩を寄せ合い、シルーカはまた意識します(*´ω`*)

テオ、領地を巡ってどう思ったかと。

シルーカ、貧しくて陰鬱と。でも出来る限り、豊かで活気があるようにしたいと言います。

テオ、この人たちは、豊かや活気を求めていないのではないかと思ったと。

そういうのを諦めたからここにきたのではないかと考えます。

森の住人にとっては、もっと過酷な場所があったんだろうと。

エーラムから逃げてきた人もたくさんいると。エーラムであれシスティナであれ、どんなところからでも逃げ出したくなる人はいると。

シルーカ、全ての領民を満足させる統治は存在しえないと言います。

それでもテオは、システィナの統治は許さないと。

シルーカ、その想いを共有すると。多くの住人に満足してもらえる統治を実現しましょうと。。。

テオ、ありがとうと。キミに出会えて本当に良かったと。シルーカの肩を抱きます(*´ω`*)

そして二人で想いを確かめ合います。唇を重ねる二人です(*/ω\*)

無事、異空間から脱出もできました。

第2章 覚悟

1

アウベストの予測通りになりました。

マリーネ、スタルクを征伐すると。

軍議。アルトゥークは動いてないですが、ダルタニアは動いているとのこと。

そしてアウベストの混沌災害を利用する策が採用されます。

マリーネ、たとえ悪名を轟かせようと、大陸に覇を唱えると。。。

軍議が終わり、マリーネはメイドのレイラにミルザーに接触して欲しいと。

可能ならダルタニアと同盟に組み入れたいと。アルトゥークを攻め落とすために。。。

2

パーヴェルに協力しているミルザーです。

ミルザー、この戦いを見届けた後、ダルタニアに帰るつもりです。

ただ、ヴァルドリンドがどう戦うか、純粋に興味があると。

パーヴェルに支援したのは、両者を全力で戦わせるためです。

一方アウベストは、混沌災害を起こすための準備をしています。

そして瘴気が砦を包みます。

パーヴェルたちは焼け付くような激痛に襲われます。。。

瘴気は薄れますが、そこに敵襲。一方的な虐殺が始まります。。。

そしてマリーネ、パーヴェルを屠ります。。。

ミルザー、面白いものを見たと。

そしてミルザーの前にメイドのレイラとカミィ。

マリーネがミルザーと会いたい言っていることを告げます。

3

マリーネ、自分は血で汚れたと。

最後にはアレクシスの血でこの手が濡れるかもと。。。

視界が滲みます。。。

そこにメイドが帰ってきます。

命をかけ、ミルザーと会うことに。

ミルザー、マリーネと話し、真の敵(魔術師協会)が見えているようだと。

そして世襲制を捨てると。

ミルザーの心は傾きつつあります。

が、自分にも覚悟が必要になると。

まだアレクシスを想うマリーネに、その甘さを捨ててもらおうと。

ミルザー、今宵限りでかまわない。あなたを我が物としたいと言います。。。

マリーネ、自らの純潔を捧げることに。。。

ミルザー、今からあなたの剣になろうと誓います。

マリーネ、覇道を目指すしかないと改めて決意。

そして選帝会議の設立を提案。

選帝会議は賛成され、8人が選帝侯に。

そして同盟の新体制へ。

連合への和平を正式に拒絶し、アルトゥークへ侵攻です。前巻につながりました。

スポンサードリンク

第3章 攻防

1

ヴィラール、ダルタニアの船団を眺めています。

しかしヴァルドリンドの動きはありません。

アルトゥークの船団がダルタニアの船団へ突入。

ミルザーはその主力船に近づいていき、飛び乗ります。

船長、ミルザーと向かい合います。

船長、船を捨て、ミルザーを戦場から離脱させる気です。

が、ミルザーはこんなところでは死なんよと。

船長の胸を刺し、海に飛び込むミルザー。

自分の船に引き上げられます。

アルトゥークは敵にすると思った以上に手強いと。

が、ミルザー、運命とやらを受け入れて滅びるがいいと、ヴィラールに向かって呼びかけます。

ヴィラール、次にミルザーが戦場に出たら自分が出ると。

その時は自分も一緒にとマルグレット。

まもなく日が暮れ、海戦が終わります。

最後までヴァルドリンドは動きませんでした。。。

2

連合の君主会議。

同盟からの和平拒絶が伝えられます。

連合の君主は動揺。。。

アレクシス、何としてもヴィラールは助けたいと。

しかし何も決まらずに会議は終了。。。

3

ハマーンの女王エドキアに、アルトゥークから援軍の要請。

エドキア、海の宮殿を派遣すると。

キルヒス王ソロン。彼の戦旗はペルソナ。仮面の役所になりきる効果(笑)

ヴィラールの弟、セルジュ。騎兵を率いて直ちに出発すると。歩兵たちはソロンの軍と合流してから追いかけるようにと言います。

4

ラシックは、ヴィラールにオゼールへ攻めるように依頼が来ます。

が、オゼール軍がセーヴィス国境に姿を表します。

先を越されました。

領内に敵を引き込み、包囲殲滅するモレーノの作戦を採用します。

モレーノ、作戦の心配はしておらず、ラシックの爵位がどこまであがるか楽しみだと。

一方、シルーカも作戦をモレーノから聞き、テオに話します。

ナタリアとペトルが崩れるとは思えないから大丈夫だろうと。

こちらもいつでも出動できるように準備をします。

敵は常闇の森へやってきました。

相手は5000、そしてこちらは200です。

籠城をするというシルーカ。

が、領民を巻き込むわけにはいかないと。打って出ると言うテオです。

シルーカ、負けますよと(笑)

テオ、仕方ないよねと(笑)

そして出発。期待していなかった兵役ですが、森を抜けた頃には2000の列が。

シルーカ、見守るだけでも統治となりうるのかもしれないと。

そしてブルタヴァ軍とぶつかります。

5

エドキアの海の宮殿を中心にアルトゥークはダルタニアの船団を迎え撃ちます。

時間が経つにつれて、ダルタニアが劣勢に。

ミルザー、浜に船を乗り上げろと。兵と積荷を陸に上げます。

そしてヴァルドリンド騎士団に合流。

ヴィラール、長い戦いになりそうだと。。。

そして陸では、ヴァルドリンド騎士団とダルタニア海軍が城攻めを開始。

それを見たセルジュは、罠だという魔法師エレットの忠告を聞かずに攻撃を開始。

エレットの言う通り、ヴァルドリンド騎士団は方向を転じて、セルジュの部隊を攻撃します。

エレット、一縷の望みをかけてソロンの魔法師に連絡を取ります。

すぐに駆けつけられると。

ソロンの軍団はヴァルドリンドの伏兵を駆逐。

そして味方が退却するまでの時間を稼ぎます。

が、ヴァルドリンドの攻撃により、ソロンの人生、これにて閉幕と。。。

マリーネ、ソロンの聖印を取り込みます。

そして、ヴィラールに本当の戦いはこれからと冷たい笑みを。。。

一方、テオの部隊は、ブルタヴァ軍を撃破。逆に攻め入ると。

そして見張り塔て海を見張っていたコリーンが、千を超える船を見て震えます。

ノルド侯エリークの船と。。。

あわててラウラに報告するコリーンです。

第4章 落日

1

船はエリークの娘、ウルリカの部隊です。

ウルリカ、狂宴を始めると。。。

そしてヴィラール、その報告を聞いて、わたしの負けだと。。。

が、戦わずして降伏はできないと。ヴァルドリンドとノルドにもそれなりの血を流してもらうと。

そしてヴィラールは最後に愛を確かめあえたマルグレットと共に戦場へ。。。

2

エドキア、人狼の兄弟ジードとフリントは負け戦と察します。

コリーンの側にいた兄弟は人狼だった(笑)

そして見張り塔にウルリカが。

ジードはコリーンを連れて逃げます。

フリントは逃げれないとわかり。。。降伏の犬のポーズ(笑)

ペットになりました(笑)

3

ヴィラール、そろそろ限界と。最後のひと暴れ。。。

マルグレットは自らに火をつけて、炎の化身に。。。

そしてマリーネのもとに。

ヴィラール、クライシェの血と自分の聖印をマリーネに譲ります。

マリーネの信じる道を進んでいくといいと。でも、アレクシスと結ばれることを祈ると。それがマリーネの本当の幸せだと思うからと言い残します(涙)

そしてヴィラール、息耐えます(涙)

ラウラも玉座を明け渡し、そして毒を飲んで最後を。。。

負けはしましたが、マリーネたちも予想以上の損害です。

マリーネは、ミルザーに城を譲り、アルトゥークを平定して欲しいと。

そして今後の戦略を練り直すと。

4

ヴィラールの死は、連合の君主会議にも伝わります。

アレクシス、会議はこれまでにし、国へ戻り戦の準備をと。

そしてテオはヴィラールとの精神的繋がりが切れたことを感じます。

ラシックと合流。

シルーカ、ノルドの動きは読めなかったと涙を流します(涙)

これからどうするかと。テオ、同盟には降りたくないと。他の君主も同じようです。

が、連合にも愛想が尽きたと。

シルーカ、どちらにも属さない独立勢力になりましょうと提案します。

が、今のまままでは、テオ派、ラシック派に分かれて対立が起きると。

そこでテオが盟主として相応しい資質を示すため、一年以内にシスティナの領主になると宣言。

それから3ヶ月後、テオとシルーカはわずかな仲間と共にシスティナへ向かいます。

スポンサードリンク

あとがき

テオとシルーカの関係がここまで急に発展するとは、作者も予想してなかったと(笑)

暗闇効果おそるべし(笑)

そしてヴィラールとマルグレット、主人公たちを食ってしまったというか、完全に主役でしたけど(笑)

そしてマリーネは闇堕ち。。。

次巻はいよいよシスティナです。

 


BookLive!でオススメラノベ割引キャンペーン中!
値引き作品多数!以下からチェックしてみてください!


BookLive!でお得に購入する方法はこちらのページでも紹介してます!

kei

アニメやゲーム、マンガ、読んだ本のことなど、興味のあることをつらつらと書き連ねています。 書いている内容はとりとめのないものですが、このブログ名のように少しでも良い影響を与えられれば幸いです。 連絡先はこちら。 good.influence.k@gmail.com