『ロクでなし魔術講師と禁忌教典 2巻』ラノベ感想(ネタバレあり)

1巻がおもしろかったので、そのまま2巻も読んでみることにしました。

以下、感想というか、備忘録です。ネタバレありなので、ご注意下さい。

 

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序章 講師なボクが魔術競技祭に取り組むようになったワケ

給料をギャンブルでスったグレン、学院長に給料の前借りをお願いしに来ますが、セリカに「ふざけんな・この・馬鹿野郎」の三節詠唱で黒焦げに(笑)

給料の先払いは出来ないが、特別賞与ならあると言う学院長。それが年に3度あるクラス対抗での魔術競技祭。それを聞いて俄然やる気になるグレンでした(笑)

第一章 エセ熱血講師爆誕

システィの仕切りで競技祭にでる生徒を決めているなか、なかなか話はすすみません。

例年、成績上位者のみで構成される競技祭に気後れする生徒たち。しかも今回は女王陛下も来るとのことで、赤っ恥はかきたくないと。

システィに次いで優秀なギイブル、こちらも成績上位者で固めれば良いと言いますが、それだとつまらないと言うシスティ。

険悪な雰囲気な中、グレン登場。俺に任せろと言います(笑)

俺が指揮するからには勝ちに行くと言うグラン。普段の低温動物から変わった熱血ぶりに、クラス生徒もどよめきます(笑)

そして競技の割り当てをグレンが行いますが、成績上位者の使い回しでなく、生徒の適性を考えながら40人全てに割り当てを行います。

使い回しが出来ることに気づいてないだけです(笑)

それを指摘したギイブル、あっそんなんできるの、じゃあと。。。と言う前に反論するシスティ。先生の割り当てにケチをつけるのかと(笑)

反論するなと思うグレンの思い虚しく、この編成で行くことに。ギイブル君押し弱い(笑)

 

そして競技祭前の1週間は練習期間です。

他のクラスはやはり上位者で固められ、勝つ見込みが絶望的になり、餓死確定か(笑)

講師権限で今から編成を変えるかと悩みますが、みんなの生き生きとした様子を見ているとそれも出来ず、まあ良いかと。

そこで他のクラスが大勢で邪魔だから退けと。もめているのはハーレイのところのクラスです。ハーレイもやって来て、やる気のないお前らのクラスは全員出て行けと一方的に言って来ます。

ハーレイの言葉に昔を思い出して、俄然やる気になったグレン。これが最強の布陣で、優勝を狙っていると豪語します。さらに給料3ヶ月分を賭けに出します。大丈夫かグレン(笑)内心頭抱えてんぞ(笑)

ムーンサルト・ジャンピング土下座を行って許しを乞おうとしますが、またもシスティ。うちの先生を愚弄するなと言います(笑)かみ合ってない二人(笑)

鬼気迫る熱心さで生徒の練習に付き合うグレン。生死がかかっているので必死です(笑)

でも日に日にやつれて行っています(笑)

そして魔術競技祭開催です。

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第二章 魔術競技祭、開催

王室親衛隊 総隊長ゼーロス、女王陛下アリシアとアリシアの右腕である侍従のエレノアを乗せた馬車を率いて、魔術学院へ。

女王陛下、この容姿で三十代後半。。。だと。。。

ちなみに前巻で転送方陣が壊されたのでわざわざ馬車を使っていると。

そうか、ルミアはアリシアの娘ですね。

 

グレンに助けられた時の夢を見るルミア。

3年前、全てに見放されたと、もっとも荒れていた時期です。

女王陛下のパレード。それを見るルミアは複雑な様子。未だに悪魔の生まれ変わりであるとされる異能者、ルミアが異能者であることが明るみになれば、再び戦争の引き金になりかねないと、放逐されてしまいました。

なにはともあれ競技開始。クラス全員が出るグレンのクラスには誰も期待していません。

が、思いの外、検討する二組。実況も他のクラスに比べて熱が入ります。

まさかの展開にグレンも驚愕、後付けで講釈をたれてます(笑)

グレン先生がいれば勝てる的な雰囲気が流れます。どんどん上がるハードルにグレンの心労はMAXです(笑)

それからも快進撃は奇跡的に続きます(笑)

ぶっちぎりで最下位だと思っていたグレン、じりじりと一位との差は開いて来ますが、それでも10クラス中3位の奮闘です。最初は興味もなく、金のためにこの競技に首を突っ込んだグレンですが、ここまでくれば勝たせたくなって来ました。

午前最後の競技、精神防御。過酷な競技であるため、この競技に出る女生徒はルミア一人です。それを心配するシスティ。

ギイブルの言う通り、捨て駒なのかと問い詰めますが、そんなわけないとグレン。

競技開始。呪文を唱えるのは第六階梯のツェスト男爵。ちょっとアレな精神状態になった女生徒を見るのが好き、と。。。へ、変態だーーーー(笑)

阿鼻叫喚の競技が進み、残りは一位候補のジャイルとルミア。まさかここまで残るとは誰も思っていませんでした。

32ラウンド突入の際、限界だと言うことでグレン、棄権させます。が、ジャイル、立ったまま気絶していました。。。勝者はルミアです(≧∇≦)b

それを食い入るように見ていたアリシア。セリカに言われます。ルミアと会いたいのか、会いたくないのかと。

従者であるエレノアも今日ばかりは素直になってはとの申し出ます。

第三章 女王と王女の邂逅

グレンの元同僚のアルベルトとリィエル。2つある任務のうち、1つは王室親衛隊の監視です。そんなことは気にせず、グレンとの決着をつけに行こうとするリィエル(笑)

昼食の時間、変身の競技に出るリンが緊張で全然うまく変身できないから、足手まといになる前に選手を代えてほしいとグレンに頼みに来ます。

が、出たいと言う気持ちがあるならそれで良いと言います。

そして2種類ある変身魔術師の特別講義。リンに自信を持ってやれとアドバイス。

ルミアに変身したグレン、システィがルミアと間違えて昼食に誘いますが、飢餓状態のグレンは、そのまま昼食を取ろうとして、あっさりバレて食べ損ねます(笑)

その後、ルミアがシスティの作ったお弁当を持って来てくれて生き延びます(笑)

そこに女王陛下登場。女王陛下に平伏しまくるグレン。

そしてアリシアはルミアに声をかけます。親娘の再開。。。ですが、ルミアはエルミアナではないと言います。

それに消沈したアリシアは、その場を離れますが、王室親衛隊に囲まれます。何かしらの思惑があるみたいですが。。。

一方、ルミアも消沈しており、一人になっている様子。グレンが見に行きます。

どうしたら良いのかがわからなくなっているルミアに、どうせ後悔するなら本音の選択をしろとアドバイス。

ルミア、グレンに一緒について来てほしいとお願いします。それを承諾しますが、王室親衛隊に囲まれます。ルミアが女王を亡き者にせんと画策した国家反逆罪で手討ちにすると。これは女王の勅命であると。どこからそんな話に。。。

第四章 いと懐かしき戦友達

ルミアを庇うグレン。しかしこれではグレンも罪人とされてしまうため、罪を受け入れようとするルミア。

それに反対するグレンですが、5人の衛士には敵わないと判断。。。

拳を下ろしたところに、衛士の一撃で気絶します。

ルミア、いつかこんな日が来ると死は覚悟していましたが、やはり怖い、まだ死にたくないと思います。

そこに目くらませの魔術。グレンは気絶したフリをしていたのです。

これで晴れてグレンも国家反逆罪です。他の衛士達に捕まらないように逃げ出します。

そこでセリカに助けを求めますが、何もできず、何も言えないと言われてしまいます。。。

グレン「だけ」がこの状況を打破できると言い、通信を切られてしまいます。

さらに宮廷魔道士団のアルベルトとリィエルが。リィエル、グレンに突っ込みます。狙撃のアルベルト、肉弾戦のリィエル。どちらも愚者は効きません。

リィエル一人でも手を焼くのに、そこに狙撃のアルベルト、これはもう詰んだと思いましたが、アルベルトの狙撃はリィエルに(笑)

二人とちゃんと話をすること。暴走した王室親衛隊は独断でルミアの始末しようとしているとのこと。

この状況を打破するために、グレンは女王陛下の元に行かなければならないと告げます。それに協力する元同僚の二人。

第五章 白熱する表、激動する裏

表である競技祭は、アルベルトとリィエルが指揮することに。

女王陛下と接触できる唯一の機会が優勝した時です。

なので優勝が絶対条件。生徒達の奮闘もあり、一位の一組に迫ります。

一方、王室親衛隊から市街を駆け回り、逃げているグレンとルミア。

まだ捕まらないのかと怒りをあらわにするゼーロス。陛下のためにルミアを抹殺しなければならない、それが終われば自害するとの決意もしています。。。

競技も大詰め、決闘戦。これで勝てば逆転です。

アルベルトの助言もあり、順調に勝ち進み、決勝へ。

1勝1敗、決着は大将戦、システィにかかります。

実際の魔術師戦を経験していたシスティに一日の長があり、見事に優勝です。

そして逃げていたはずのグレンとルミア。。。でも実際に逃げていたのは。。。

第六章 真相、暗躍する悪意

女王陛下が勲章を下賜されます。

そこに来たのはアルベルトとリィエル。やはり変身で入れ替わっていました。

そしてセリカは魔術で結界をはり、他の衛士達には手を出させないように。

これでもう終わりだと思ったグレンですが、アリシアから出た言葉は、ゼーロスにルミアを討ち取れとの勅命。。。

ゼーロスと戦わなくてはならないのかと拳を構えるグレン。しかし、アリシアの言葉に違和感が。

このネックレスが一番のお気に入りで、外したくないと言うアリシア。

そのネックレスはエレノアから今日受け取ったものです。

アリシア、やはりルミアを愛していました。

ネックレスは条件起動型の呪殺具でした。

外したら死ぬ、誰かに言っても死ぬ、一定時間が経過したら死ぬの三点セット。。。

そして解呪の条件はルミアの殺害。。。

魔術の起動を封殺する愚者。このためにセリカはグレンに女王陛下の前に来いと言っていたのでした。

 

そして黒幕は、天の智慧研究会のエレノア。。。

アルベルト達のもう1つの任務は、女王陛下側近の内偵調査でした。

天の智慧研究所が目指すのはアカシックレコード(禁忌教典)、そのためにルミアが必要とは一体?

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終章 三年前のあの人へ

事件は収束。女王自ら今回の事件の顛末を演説しました。

エレノア、アルベルトとリィエルの二人相手に逃げ切ったとのこと。

 

グレン、いろいろありましたが、今日は守れたということで、一旦忘れ、打ち上げパーティーに。

そこではっちゃける生徒達。そこには高級ワインが。。。せっかく得た収益はプラスマイナスゼロに(笑)

ワインを飲んでベロベロになったシスティ(笑)

 

打ち上げの最後、グレンはルミアと二人に。ルミア、アリシアへのわだかまりは解けたとのこと。

そしてグレン、三年前のことも思い出していたんですね。ルミアを助けた理由。それは三年前の約束でした。。。良いラストですね。

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kei

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