『ロクでなし魔術講師と禁忌教典 4巻』ラノベ感想(ネタバレあり)
4巻目です。前巻の続きから始まります。前巻とはかわってほぼシリアス展開です。
以下、感想というか、備忘録です。ネタバレ全開なので、ご注意下さい。
目次
幕間Ⅱ 波間に沈みゆく思い
リィエルに刺されたグレン。リィエルは裏切り、元いた組織、天の智慧研究所に戻ったのです。。。
グレン、リィエルが兄だという人物について問いたださなければと思うも、海の中に沈みます。死を覚悟して、みんなに謝るグレン、その意識は途絶えるのでした。。。
第6章 錯綜する思惑たち
アルベルトVSエレノア
アルベルト強ええ。。。たゆまぬ努力で得た正統派魔術師の教科書のような強さ。だからこそ隙のない強さです。
が、致命傷を与えてもエレノアの超回復により、すぐに傷は癒えます。
アルベルト、切り札を出せと言います。
この女は危険、組織の情報は欲しいが、ここで始末すると決意。しかし、グレンがリィエルに刺されるのを遠見の魔術で見ることに。エレノアも潮時と言うことで、逃げられます。
システィ、みんなとの食事を断り、4人分の食事をもって、ルミアの居る旅籠へ戻ることに。
しかし、部屋に戻ると血まみれのリィエル。。。
ルミアは殺してないと言います。が、グレンを殺したことは告げます。
そして、自分は敵であることも告げます。それを信じられないシスティ。
ルミアを連れて行かさないと言いますが、恐怖にすくむシスティ。最大の魔術を撃ってとシスティに言いますが、できません。時間切れだとルミアを連れていくリィエル。
戦う勇気がなく恐怖で動けなかった自分が情けなくて涙するシスティ。。。
そこに現れたのはグレンを抱えたアルベルト。
回復魔術を使おうとしますが、死神の鎌に捕まった状態で治療魔術は受け付けないとのこと。
このままでは死ぬと言うアルベルト。
いきなりいろんなことが起こったことで、キャパを超えてしまい錯乱するシスティ。。。
泣いている場合ではない、なすべきことはそれなのかと言うアルベルト。
泣くことをやめ、システィは自分に何ができるのかを問います。
施術者の生命力を増幅移植するリヴァイヴァーでなければ助からない。大量の魔力が必要なので、それに手をかせと言うアルベルト。
心臓が止まりますが、まだ儀式の準備ができていない。準備ができるまで人工呼吸で繋げとシスティに言うアルベルト。
こんな非常事態でも頰を赤らめるシスティ。いや、そんな場合か(笑)
無我夢中で息を吹き込み続けました。
一方捕まったルミアは天井からぶら下げられた鎖に繋がれています。
そこにはリィエルとその兄が。
自分たちが天の智慧研究所の末端で、奴隷扱いされていることを告げます。
また、グレンがリィエルに殺されたことも。。。
それを信じないルミア。強い娘です。
そしてバークスも登場。帝国王家で呪われた血の一族であり、異能が発現したのはルミアだけではないとのこと。
母を侮辱されたことに怒りますが、教育が必要と服を剥かれます。
それに助け舟を出したのはエレノア。
第7章 激闘、背中合わせの愚者と星
ルミアの異能の力をみて、Project:Revive Lifeは成功すると確信するバークス。
どうやらルミアの能力は本物のバケモノとのこと。
未だにリィエルが裏切ったことが信じられないルミア。それに謝るリィエル。。。
2年前、廃村の酒場でグレンは赤毛の青年シオンと会います。組織の情報を元に帝国への亡命を取引。Project:Revive Lifeに手をつけたシオンに帝国は容赦しないだろうと。自分の罪は償うべきであると言うシオン、しかし2人救って欲しい人がいると。その2人の名前は。。。
そこで目を覚ますグレン。生き延びました。システィ、アルベルト以上の魔力キャパがあると言われ驚くグレン。
アルベルトに状況を聞くことに。
軍はバークスが怪しいと思っており、ルミアを撒き餌にしていたと。かかったらアルベルトとリィエルで捕らえるつもりだったが、グレンが揉み消していたリィエルにある爆弾が破裂してしまい現状に至ります。
アルベルト、ルミアが捕らわれた場所に目星はついているので、そこに行くと。リィエルと敵対しても容赦はしないと言います。
グレンも自分も連れて行けと。そしてリィエルと話させろ、勘違いしているだけだからと。
アルベルトに正論を言われますが、リィエルはまだ戻ってこれる、可能性があるのに切り捨てることなどできないと言います。
結局昔から変わってなどいないと言うアルベルト。しかし、だからこそ期待するのかとも言います。そしてグレンに渡したのは愛用していた魔銃ペネトレイター。なんだかんだでアルベルトもリィエルに戻ってきて欲しいと思っているんだと思います。
ルミアを助けてと寝言を言うシスティ。それに任せろと言うグレン。熱い展開です。
外には生徒たちが。リィエルについてどう思うか聞くと、みんなにも受け入れられているリィエル。まあ、眠むそうという意見が大半ですが(笑)
それに対して命をかけかけるには十分だと言うグレン。熱いです。
そして愚者と星のタッグ再結成です。
アルベルト、抜け目なくエレノアに魔力信号を取り付けてました。それを元にルミアの場所へ。
湖の底から水の流れが怪しい場所を探し、中へ。
そこには巨大なカニ。2人の連携であっさりと退治します。このカニはバークスの作り出したキメラのようです。
そして団体さんのご登場。それを突破です。
侵入者たちにエレノアたちも気づきます。そしてグレンが生きていたことに希望が湧くルミア。
バークスのキメラを次々と倒され、怒るバークスは最高傑作である宝石獣を出すことに。とにかく硬い宝石獣、しかしグレンのイクスティンクション・レイで殲滅。
苛立つバークス、エレノアを連れて2人の元へ。
儀式の細かい調整は青髪に任せることに。不気味な笑みを浮かべる青髪。。。
奥には異能者の成れの果てが。。。バークスは極度の異能嫌いだった様子。
この国では魔術は畏怖、異能は嫌悪の対象だとか。どっちも変わらんと思うんですが。。。誰かがそうなるように仕向けた?
一人、息はあるがすでに生をなしていない異能者の少女。コロシテてと。。。
そこにバークス、本物のクズです。
バークスはアルベルトが相手にすることに。バークス、ドーピングです。。。異能者から異能を抽出して、自分の能力にすると。。。まさに外道。。。
そんな相手にアルベルトは、雑魚な上に児戯でしかないと言います。アルベルトさんカッケー
第8章 Project:Revive Life
生徒たち、みんなグレンたちを心配しています。
システィ、グレンを信じてと頭を下げます。
自分の無力さを痛感し、涙するシスティ。。。強くなりたいと心から思います。
グレン、ルミアの元に到着。結局、エレノアには会わず、何を企んでいるのか。。。?
そして再び兄のためと言い、グレンの前に立ちはだかるリィエル。
そいつはお前の兄じゃないと言うグレン。
しかし、聞く耳を持ちません。
格闘戦でリィエルの方が強いのは明らかです。しかしルミアからただ信じているとの声援。やる気はマックスです。
が、やはり白兵戦は分が悪く、押されるグレン。
でも、約束は果たすと、シオン、イルシアにつぶやきます。
再びアルベルトVSバークス。アルベルトはナイフによる投てきを繰り返すばかり。おまえを仕留めるのはこれで十分だと。
グレン、リィエル相手に詰んでね?と(笑)
グレン、リィエルにうやむやにしていた事実を告げることに。
リィエルに兄の名前を問うグレン。それが答えられれば引くと。
そんなことで引いてくれるならと名前を告げようとしますが。。。
第三者である青髪の介入によって生まれた隙。
奥の手を使い、押し倒したリィエルをグラビティ・コントロールで押さえつけます。
Project:Revive Life、通称、Re=L(リィエル)計画。
リィエルの兄の名前はシオン。稀代の天才錬金術師。
そしてその名前を聞いて記憶がフラッシュバックします。
第9章 真実、彼女が望むこと
記憶を思い出したリィエル。
シオンの妹はイルシア。
ガラス円筒の中にいたのは自分と同じ容姿で髪の色だけが違う青髪をした少女、そしてシオンの友人ライエル。
シオンはライエルに組織を抜けようと言います。
しかし、それにふざけるなと憤るライエル。そしてシオンの胸にナイフを。。。そこに居合わせたイルシアにも手をかけます。
それを思い出したリィエル。イルシアの大雪林で事切れる直前までの記憶を引き継いでいたのです。。。
そしてリィエルが兄だと思っていたのはライエル。あっさりとリィエルを見限ります。
そんなライエルにライトニング・ピアス。しかしその前に立ちはだかる三人のリィエル。
Project:ReviveLifeは完成していました。しかも記憶のない、戦闘力のみを持った人形として。
それを見たリィエルは理性崩壊です。。。(涙)
こいつは生かしておけない、真の邪悪と決めるグレン。
三体のリィエルを相手にするグレン。しかもリィエルを守りながらです。無理ゲー。。。
なぜ自分を守りながら戦うのか。何もない自分になぜと。ルミアとシスティと過ごした日々に何もなかったのか、人形のためにここまでするわけないだろうと。いいですね、グレンの熱さにめっちゃ泣けます。。。
魔術学院での生活が楽しくて嬉しかったことにようやく気づきます。
そして刹那、三体の命の幕を引きました。勝手だけど、あなたたちの分まで生きるからと(涙)
2年前のリィエルに現在のリィエルが負けるわけがありませんでした。
アルベルト、バークスにチェックメイトを宣言。
投げたナイフで薬を抜いてました。バークス、地獄行きです。
ライエルに引き金を引くグレン。弾切れ(笑)
今は教師であるグレンは、渾身の一撃をお見舞いするのでした。
リィエル、ルミアにもう2度と現れないと言い、駆け出します。
それを追うルミア、奇跡的に追いつき、抱きつくように覆いかぶさります。一緒にいようと言います。ルミアの腕の中で泣くリィエル。リィエルの足を狙ったグレン。それで追いつけたと。
終章 わたしが生きる意味
イルシアに会ったときの出来事。そのとき最後に言い残したのは、青い髪の女の子に幸せに生きる道を見つけさせてと。。。
3人旅籠に戻ります。リィエル、システィに叩かれ、強く抱きしめられ涙を流します(涙)
最後は水着回再びです(笑)
結局、エレノアは途中で逃亡、ライエルなどは末端でトカゲのしっぽ切り。
禁忌経典がなんなのかもわからずです。
リィエル、ルミアとついでにシスティを守ると誓います。そしてグレンのために生きて戦うとも。そうしたいからと。
エレノア、今回の儀式の記録を全て持ち出すことが最優先事項。ルミアの王者の法(アルス・マグナ)が歴代最高とか。またよくわからない単語が。。。
今回の騒動はルミアの能力規格を見るためだけに仕組まれたのでした。。。
あとがき
アルベルトの女性化。。。うん、確かにそっちもありですわ(笑)
まあ本巻のように男同士の燃える共闘シーンもありなんで、これでよかったのかなと。
いや、でもクーデレも。。。(笑)
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