『ロクでなし魔術講師と禁忌教典 3巻』ラノベ感想(ネタバレあり)
3巻目です。リィエルメインで話が進みます。本巻では完結せずに次巻と合わせての上下巻構成です。
ちなみに水着回でもありますね(笑)
以下、感想というか、備忘録です。ネタバレありなので、ご注意下さい。
目次
序章 ボクが編入生を受け入れるコトになったワケ
開始早々ムーンサルト・ジャンピング土下座を決めるグレン(笑)
バレていない罪を告白し、減給です(笑)
呼び出された内容は編入生の受け入れについて。
女王勅許、帝国司令直々の司令です。それはルミアの身辺警護として派遣されることになりました。
元同僚の特務分室の人間だろうと、来る人の書類を見るとそこにはリィエルの名前が。一緒に任務に就きたくない同僚ランキングぶっちぎりの一位(笑)
何度見てもそこに書かれている名前はリィエルです(笑)
第1章 嵐と共にやってきた編入生
グレンとリィエルの出会い。
兄を人質に取られ、殺し屋をしていた少女。そんな兄も殺されてしまい、自身も致命傷を負わされて雪の中に倒れてしまいます。
目を覚ますとグレンが。リィエルと名乗ります。
フェジテの街にやってきたリィエル。またグレンと一緒にいられることに嬉しさを感じます。
最近秘密ができたシスティ。朝早くグレンと一緒に二人だけの秘め事。。。
艶かしい描写が続きますが、この手のミスリードは見飽きています。はい、ただの魔術戦の早朝特訓でした(笑)
でもやっていることは拳闘の訓練ばかり。拳闘の練習をすれば、魔術戦の基礎にもなると言うグレン。
そのうち軍用の魔術も教えると言います。システィになら正しく力を使えるだろうと。でも本当はそんな機会は訪れない方が良いとも。それに敬意を払うシスティ。
朝、システィとルミアが登校中にグレンも。ルミアが狙われているとわかってからはなるべく登下校を一緒にしているグレン。しかしそれがグレンを嫌っている連中の絶好の攻撃ポイントに。まあそんなことを気にするグレンではありません(笑)
新しい編入生の話をしていると、前には青髪の少女が。いきなり大剣を作り出し、襲いかかって来る少女。天の智慧研究会かと思いますが、身体が動かないシスティ。
襲いかかってくる少女はそのまま。。。グレンの元へ(笑)挨拶です(笑)
二人に改めてリィエルを紹介。
ルミアの護衛になることを告げますが、リィエルはグレンを守りたいと(笑)
そして生徒達にも紹介。美少女にわく男子生徒。
が、自己紹介にも一苦労です(笑)
家族のことを聞かれ戸惑うリィエル。その質問はなしでと言うグレン。
では二人の関係はと聞かれると、グレンはわたしのすべて。と言い出します(笑)
そして阿鼻叫喚となるクラス(笑)
第2章 混沌としていく日常
リィエルが馴染めるようにと魔術の実践授業に変更します。
ショック・ボルトで200メトラ先のゴーレムを撃つ競技。
優秀なのは、システィ、ギイブル、ウェンディの三人。他はどんぐりの背比べです。
そしてリィエル。ショック・ボルトが全然違う方向に飛んでいきます(笑)
ショック・ボルトじゃないとダメなのかと言うリィエル。ダメではないが、軍用の魔術はダメだと言うグレンに問題ないと使った魔術は錬金術。鋼の大剣を作り出し、そのまま投擲です(笑)
それを見て怯える生徒達(笑)交流は失敗です。
ぼっちになりそうなリィエルですが、ルミアとシスティが昼食に誘い、一緒することに。
その姿を見たグレンは、特殊な生い立ちであるリィエルが、この機会に人間らしく成長してくれればと期待します。
食堂に圧倒されるリィエル。
苺のタルトを一心不乱に齧るリィエルかわいい(笑)※あとがきの挿絵もかわいい
そしてカッシュとセシルも食堂にやってきて、リィエルと仲良くなります。ウェンディとリンもそれを見て話すことに。
徐々に受け入れられるリィエル。
しかし、圧倒的な錬金術の力を持つリィエルに対して、ギイブルのように受け入れられない生徒もいます。
他にも問題はあり。。。グレンに決闘を申し込む、ハーなんとか先輩に、リィエルが敵と認定。倒しにかかります(笑)
第3章 遠征学修旅行、出発
エレノア、まだメイド姿をしているとは。。。気に入ったみたいです(笑)
天の智慧研究会になぜ入れないのかと憤るバークスと会話するエレノア。
是非バークスにやってほしいことがあると。そしてまた怪しげなプロジェクトを行おうとしています。。。
Project:Revive Life(プロジェクト リヴァイヴ ライフ)、それの成功にルミアが必要だとか。。。
そしてそこにはリィエルと同じ色の青髪の青年が。。。
学修旅行の行き先は、白金魔導研究所。そこにはリゾートビーチが(笑)
黙って俺について来いと言うグレン、それに感銘する生徒達(笑)
そして学修旅行当日。
白金魔導研究所に向かう定期船を待っているとシスティたちにナンパが。グレンが現れてナンパ男を連れて行きます。ナンパ男はアルベルトでした(笑)もう役者になった方がいいです(笑)
リィエルは囮。護衛に適していないリィエルをあえて使い、油断させるのが狙い。
が、グレンの前にまで姿を現したのは、リィエルに気をつけろとの忠告をするためでした。
船が出航し、船酔いをするグレン。それを見て船を壊そうとするリィエル(笑)
出航して数時間、無事サイネリア島に着きました。
船を嫌っているグレンがなぜこの島を選んだのか、それは美少女たちの水着姿のため(笑)それに感銘する一部の男子生徒(笑)
しかし、本心は、軍の魔術に関わらせたくなかったことを、ルミアには見透かされてます。
そして豪華な旅籠へ。
夜、食事を終えた後、カッシュたち男子は女子生徒の元へ侵入することに(笑)
ちなみにシスティは説教がたたり、人気ありません(笑)
綿密(?)な計画にそって侵入を試みますが、そこにはグレンが。お前たちの行動なんてお見通しだと。なぜなら自分も同じようようにするからだと(笑)
規則だから帰れと言いますが、引かない男子生徒。覚悟を決めています(笑)
グレンvs男子生徒、くだらない戦いの勃発です(笑)
それを見るシスティたち。あんなに楽しそうなグレンを見るのは初めてだと言うリィエル。昔はもっと暗く、守ろうと思っていたと呟くリィエル。そんなリィエルに一抹の不安を抱くシスティですが、気のせいだと忘れることに。
第4章 楽しいひと時の、始まりと終わり
いよいよ美少女たちの水着回です。エデンはここに(笑)
ルミア、システィの水着姿を褒めるグレン。システィ顔真っ赤(笑)
そしてみんなでビーチバレー。
審判ぐらいならと言いつつ、普通に混ざってノリノリのグレン。次の相手は強力なチーム。リィエル、カッシュ、そしてクラスのおっとりお姉さん、テレサも登場。わがままボディ(笑)そのボディは精神攻撃系、または時間操作系魔術かと(笑)
リィエルの強力なスパイクにやられますが、ギイブルのやる気に火がつきます。
熱戦後、ギイブル、リィエルにあったわだかまりが少しは解けたようです。
夜、グレンはちょっとした息抜きとして、夜の街へ。
ルミアたち三人も月夜の海を見にこっそりやってきていました。
ルミア、リィエルと友達になれてよかったと言います。リィエルも嫌じゃないと。
そして三人、浅瀬でキャッキャウフフです(笑)
それを酒を飲みながら見ていたグレン、いつの間にか眠ってしまいます。
それを探しにきていたリィエル。
そんなリィエルに今の生活は楽しいかと尋ねるグレン。
もう少しだけみんなと一緒にいたいと答えます。
今の生活のために宮廷魔道士を辞めないかと言うグレン。
しかし、グレンのために生きると決めたのでそれはできないと。
守れなかった兄貴の代わりにグレンを守る必要はないと言います。そんな歪な生き方は兄貴も望んでないと。
それに対してわからないと怒りをあらわにするリィエル。。。
そして最悪の方向に思考がむきます。システィたちがいるから戻ってこれないのかと。
正義の魔法使いに憧れ、でもそんなものはいないと言う現実に、今回もグレンは肩を落とすのでした。。。
第5章 リィエル
そして研究所見学の日。
研究所に向かう途中、リィエルはシスティやルミアに敵意をむき出しにします。もう関わらないでと拒絶するリィエル。
今までは、嫌々付き合ってくれていたのかなと落ち込むルミアに、そんなことはないと声をかけるグレン。グレンは二人に愛想を尽かさないでくれとお願いします。
そして研究所へ。そこで出迎えたのは所長のバークス。エレノアと話している態度とは打って変わって好々爺を演じています。
しかし、ルミアは一瞬見せたバーカスの冷たい視線に不安を感じますが、気のせいだと忘れることに。
バーカスに研究所を案内されます。そこの研究に圧倒される生徒たち。
しかし、命をいじるような研究もあり、気後れするルミア。生命神秘の探求が行き過ぎると外道に落ちてしまう。それに呑み込まれないようにしなくてはと決意するルミアとシスティ。
死者の蘇生と復活の研究。Project:Revive Life。
死の絶対不可逆性により、死者の蘇生は不可能とされています。
死ぬと肉体であるマテリアル体は自然へ、精神であるアストラル体は集合無意識である第8世界へ、そして霊魂であるエーテル体は輪廻転成へと別れていくため、死は絶対であると。精神が意識の海に溶けると言うのがよくわからんです。
Project:Revive Lifeは、それら3つの代替を用意することで死者の復活をさせようとしたものです。
神をも冒涜するその研究は、ルーンの機能限界により失敗に終わりました。
ルーンは所詮、人が作った言語で、天使や竜の言語に比べると杜撰であり、このルーンでは3つの要素を掛け合わせることができなかったと。
もしProject:Revive Lifeを成功させるには、それに特化した固有魔術を持った人間か、ルーン語以上に原初の音に近づいた魔術言語を使う必要があると。
時間はあっという間に過ぎ帰路へ。
リィエルはまだルミアを拒絶。それを見かねたグレンも口を出しますが、走り去ってしまいます。
逃げ出した先で一人泣くリィエル。そこに現れたのは、青髪の青年。リィエルの兄だと言います。
アルベルトがそれに気づき、向かおうとしますが、エレノアの邪魔が入ります。エレノアは死者を操るネクロマンサーとのこと。
なぜ兄が生きているのかと問いますが、記憶に空白があり、思い出すと痛みが。思い出すのをやめるリィエル。
青髪はリィエルに、自分を助けてくれと言います。
要求はルミア。そしてそれを守るグレンの排除。。。彼らを裏切ることに恐怖を感じるリィエル。
そこに現れるグレン。そいつを捕らえるぞとリィエルに言いますが、グレンに大剣を突き立てるリィエル。。。兄さんのために生きると。。。
幕間Ⅰ 泡沫の夢の終わる時
一人部屋に残り、リィエルが帰ってきたらなんと声をかけるかを考えるルミア。
そこに現れたのは血に染まったリィエル。ルミアに向かって剣を振り下ろします。
おう。。。そこで終わりますか。。。
あとがき
黒き禁断の書(笑)
それを掘り起こしたお母さま、グッジョブ(笑)
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